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人生逆転した男
第2章 保険外交員 水瀬祐希
木原は大金を手に入れて風俗通いをするようになってからそれなりの美人どころを毎週のように抱いていた。
以前と比べるとあきらかに自信がみなぎっていた。

3週間ほど前にオフィスで保険外交員の水瀬祐希を見かけた際にスレンダーな彼女のカラダを上から下までイヤらしい目で見ている自分に驚いた。

水瀬祐希の胸の膨らみとパンツスーツ姿のヒップを目に焼きつけてその日の晩、木原は彼女を想像して自慰行為に耽った。

明らかな心境の変化だった。
以前は見ることすら避けてきた上位層の美女をイヤらしい目で見て妄想の中で抱いたのだ。
風俗通いを始めてから明らかに女を見る目が変わっていた。

その日から水瀬祐希の事がずっと気になっていた。

保険外交員、、「枕営業」そんな言葉がふと頭をよぎる。

彼女の爽やかな笑顔には似つかない言葉だと思った。
どう見てもそんな事をするタイプには見えない。
彼女はそんな事をしなくても契約を勝ち取れるだろう。

しかし一度妄想してしまうとイヤらしい願望がでてきてしまうのが男の性だ。

木原はその晩、保険外交員とイヤらしいワードを掛け合わせてスマートフォンで検索を繰り返した。
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