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人生逆転した男
第2章 保険外交員 水瀬祐希
水瀬祐希が木原のデスクの方に向かってくる。
木原は心拍数がかなり上がっていた。
体が熱を持っているのがわかる。
彼女は身長162、3くらいだろうがヒールを履いているのでかなり長身に見える。小顔がより彼女のスタイルの良さを際立たせていた。
保険に加入していない若手社員を中心にPRして回るため、木原の元には通常は来ない。
普段は挨拶や会釈程度だ。
祐希「こんにちは」
水瀬祐希が爽やかな笑顔で挨拶をしてくる。
やはり今日も彼女は挨拶だけして木原の横を通り過ぎようとする。
木原は思い切って彼女を呼び止めた。
木原「あのう」
祐希「あっはい、木原さん、お世話になっております」
不意をつかれた形となったが笑顔を絶やさない。
流石はできる外交員だなと木原は思った。
木原「あの、ちょっと保険の見直しと、あと新規で何個か検討したいんですけど・・・」
自分がかなり早口になっていることに気づいた。
祐希「ありがとうございます、どのような保険をお考えですか?」
木原「えっと、生命保険とか、医療保険とか、貯蓄生の保険も興味あるんですが」
祐希「それでしたら・・・」
水瀬祐希はサッとカバンからパンフレットを取り出し、木原に見えるように取り出した。
ふわっと香水の甘い香りが木原の鼻腔をついた。
祐希「少し、ご説明させていただいてもよろしいでしょうか?」
木原「は、はい。お願いします」
祐希「ありがとうございます」
水瀬祐希はパンフレットを指差しながら要点の説明を始める。
よく通る美声だった。落ち着いていて聞き心地がいい声質だった。
だが正直保険の中身には興味がなかった。
彼女と話せただけで木原の胸は高鳴った。
一通り説明し終えたところで彼女は木原にパンフレットを手渡した。
祐希「ありがとうございました。次回、参考に御見積書をお渡しさせていただいてもよろしいでしょうか?」
木原「よろしくお願いします」
祐希「承知しました。何パターンか作成させていただきます。本日はありがとうございました。」
木原「はい、ありがとうございました」
祐希「それでは、失礼いたします」
水瀬祐希は一礼するとコツコツとヒールの音を立てて去っていった。
流石はトップセールスだけあって丁寧な口調だなと木原は思った。そしてじんわりと自分の脇の下に汗をかいているのに気づいた。
木原は心拍数がかなり上がっていた。
体が熱を持っているのがわかる。
彼女は身長162、3くらいだろうがヒールを履いているのでかなり長身に見える。小顔がより彼女のスタイルの良さを際立たせていた。
保険に加入していない若手社員を中心にPRして回るため、木原の元には通常は来ない。
普段は挨拶や会釈程度だ。
祐希「こんにちは」
水瀬祐希が爽やかな笑顔で挨拶をしてくる。
やはり今日も彼女は挨拶だけして木原の横を通り過ぎようとする。
木原は思い切って彼女を呼び止めた。
木原「あのう」
祐希「あっはい、木原さん、お世話になっております」
不意をつかれた形となったが笑顔を絶やさない。
流石はできる外交員だなと木原は思った。
木原「あの、ちょっと保険の見直しと、あと新規で何個か検討したいんですけど・・・」
自分がかなり早口になっていることに気づいた。
祐希「ありがとうございます、どのような保険をお考えですか?」
木原「えっと、生命保険とか、医療保険とか、貯蓄生の保険も興味あるんですが」
祐希「それでしたら・・・」
水瀬祐希はサッとカバンからパンフレットを取り出し、木原に見えるように取り出した。
ふわっと香水の甘い香りが木原の鼻腔をついた。
祐希「少し、ご説明させていただいてもよろしいでしょうか?」
木原「は、はい。お願いします」
祐希「ありがとうございます」
水瀬祐希はパンフレットを指差しながら要点の説明を始める。
よく通る美声だった。落ち着いていて聞き心地がいい声質だった。
だが正直保険の中身には興味がなかった。
彼女と話せただけで木原の胸は高鳴った。
一通り説明し終えたところで彼女は木原にパンフレットを手渡した。
祐希「ありがとうございました。次回、参考に御見積書をお渡しさせていただいてもよろしいでしょうか?」
木原「よろしくお願いします」
祐希「承知しました。何パターンか作成させていただきます。本日はありがとうございました。」
木原「はい、ありがとうございました」
祐希「それでは、失礼いたします」
水瀬祐希は一礼するとコツコツとヒールの音を立てて去っていった。
流石はトップセールスだけあって丁寧な口調だなと木原は思った。そしてじんわりと自分の脇の下に汗をかいているのに気づいた。