この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私と"影"
第2章 夢の中の声
「僕がいなくなると淋しい?」
「え‥‥‥っ‥」
思いもよらなかった質問に目を見開いた
‥‥そういう風に考えた事なかった‥‥‥
「えっと‥‥‥」
「‥‥‥‥目が泳いでるんだけど」
不機嫌そうに言われ私は焦った
「えっ‥‥‥‥そ、そ、そんなことないのですよっ!」
プッ吹き出したかと思うと影は声を上げて笑い出した
「何それ‥‥‥アハハっ」
「‥‥‥‥‥ぅ‥‥」
なんだか恥ずかしくなってじわじわと顔や耳が熱くなっていく
「君って面白いね‥っ」
影が楽しそうに激しく揺れる
「まっいいよ、今はまだ‥‥‥」
‥‥今はまだ?
意味が分からなくて首を傾けた
少し沈黙の後、影はさっきまでの声とは逆に消え入りそうな声で小さく呟いた
「‥‥‥‥‥ちょっと疲れた‥‥」
「え‥‥?」
「君に触れたくてちょっと頑張りすぎた‥‥」
「頑張りすぎた‥‥?」
「‥‥うん‥‥‥ちょっと休む」
そう言うと影はスッと消えた
「あ‥‥っ、待って!」
私の声は虚しく響き、影が消え暗闇だけが残った
「え‥‥‥っ‥」
思いもよらなかった質問に目を見開いた
‥‥そういう風に考えた事なかった‥‥‥
「えっと‥‥‥」
「‥‥‥‥目が泳いでるんだけど」
不機嫌そうに言われ私は焦った
「えっ‥‥‥‥そ、そ、そんなことないのですよっ!」
プッ吹き出したかと思うと影は声を上げて笑い出した
「何それ‥‥‥アハハっ」
「‥‥‥‥‥ぅ‥‥」
なんだか恥ずかしくなってじわじわと顔や耳が熱くなっていく
「君って面白いね‥っ」
影が楽しそうに激しく揺れる
「まっいいよ、今はまだ‥‥‥」
‥‥今はまだ?
意味が分からなくて首を傾けた
少し沈黙の後、影はさっきまでの声とは逆に消え入りそうな声で小さく呟いた
「‥‥‥‥‥ちょっと疲れた‥‥」
「え‥‥?」
「君に触れたくてちょっと頑張りすぎた‥‥」
「頑張りすぎた‥‥?」
「‥‥うん‥‥‥ちょっと休む」
そう言うと影はスッと消えた
「あ‥‥っ、待って!」
私の声は虚しく響き、影が消え暗闇だけが残った