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第12章 滑り落ちていく

　下田の小さなま×こ穴に亀頭を潜り込ませた。少しだけ先に進ませる。すると下田の中にいる何かの生き物が僕の肉棒を待っていた。少なくともその生物は、僕の肉棒の侵入を心から歓迎していなかった。
　その生き物は僕にこう言っているような気がしたのだ。
「俺様がこの女のけつ穴を愉しんでいるんだ。お前なんかに用はない」と。
　用がないと言われて引き下がるほど僕は間抜けではない。その生き物が味わっているものを僕だって味わう権利がある。快楽を共有することを僕はその生き物に求めた。だから僕は肉棒を下田の膣中を進ませる。ゆっくりゆっくり、これは僕が決めたルールだ。
　僕は肉棒を下田の膣中に押し込みながら、下田の中の生き物にこう呼びかけた。
「この女をシェアしようぜ」と。
　肉棒が下田の膣中を進むにつれて、マウスボールを咥えた下田の口から妙な音が漏れ続けた。「ふんが」だったり「おげぇ」だったり、それは下田が発した声ではなく、この部屋に棲む魔物の声のような気がした。
　そして下田は必死に僕の肉棒の侵入を阻止しようと体を揺らすのだが（唯一下田ができる抵抗）、手枷をはめられ、アナルにビーズを押し込まれた状態では、それはほとんど意味のないものだった。無駄な抵抗だとわかっていても下田は体を動かす。僕はその様子をとても冷たい目で見ていた。
　今、下田は僕とアナルビーズの占有物だ。快楽を互いに分け合う仲間と言っていいかもしれない。いつもなら下田の体に自分の体を被せてバックスタイルで下田のま×こを突く。そして射精の時が来るまで雄犬のように腰を振り続ける。ところが今はそれ以上に僕の快感を高めるものが目の前にある。下田のアナルに挿し込まれているアナルビーズ。だから僕は、それを見ながらゆっくり肉棒を下田の膣奥に侵入させているのだ。侵入の途中で僕は下田のアナルに入っているアナルビーズの歓待（僕とアナルビーズの思惑が一致していったのだ、多分）を受けた。きつい下田のま×こがさらにきつく狭くなり、何だかコリコリした異物が僕の肉棒を刺激した。
　僕の肉棒が更に奥に進むと、下田は狂ったように「うんげー」とマウスボールを咥えた口から漏らして頭を左右に振った。
　僕は誰かのもの（つまり人妻だということ）である下田のま×ことアナルをいただいた。誰かのものである下田は現役の教師で僕の恩師だ。