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透明なリーシュに結ばれて
第4章 宿
タオルを腰に巻き勃起したペニスを隠す……いやいやそれ変だ。この状況でタオルって、あり得ない。タオルなんて帆夏には失礼だし、帆夏を失望させることになる。断言できる、タオルを腰に巻くなんて男のすることじゃない!
僕は男なんだ!と心の中で大声を出しても、このご時世、男だとか女だとか言っていると差別主義者と勘違いされる。ああ、どうして僕は面倒くさい世の中で生きているのだろうか。
何とかして自分を奮い立たせたい。待て待て、すでに勃起し過ぎて困っているのに奮い立てとは、何か間違っている。八方塞がりとはこのことを言うのだろう。
こうなったときに、僕の頭の中に浮かぶ言葉……どうにでもなれ!最後はこれしかなかった。そして僕は思う。僕は絶対に経営者にはなれない、と。優柔不断な僕には経営なんて無理だ。ていうか、今経営のことなんか考える自分が滑稽だ。
いやいやそんなことなんてもうどうでもいい。よし!行くぞ!僕は帆夏が浸かっている露天風呂のドアを開けた。そしてこんなときに限っておかしな行動をしてしまうものなのだ。
僕は視線を帆夏に合わせないようにして露天風呂に浸かる帆夏の目に立った……。なぜか腰に両手を当て、ペニスを帆夏の方に突き出すようにして立ったのだ。もちろんそんなサービスポーズなんて必要なかったわけで、帆夏が風呂の中を僕の方に移動してくるのがわかった。
「えっ? 何か凄いんですけど。ふふふ、翔君、最高よ」
「……」
僕は目を瞑って帆夏の言葉を聞いていた。目は開けられない。
「凄すぎ、えっ? 何でこんなに大きいの? まじ硬そうなんですけど。やばいよ、翔君」
「……」
褒められている……かもしれないが、そんなにいい気分ではない。そんなことより帆夏のせいで僕のおかしなポージングを止めることが出来なくなった。腰に両手を当てて、股間を帆夏の方に突き出すなんて恥ずかしいポーズ。いくらチップを積まれても、どこかの国の男性ストリッパーだってここまでサービスはしないだろう。
どうして自分は愚かなのかと僕は目を瞑りながら自分を責めた。自分のサービス精神がこうも旺盛だとは夢にも思わなかった。
そしてなぜかこういうときに僕は暴走してしまうのだ。間抜けな自分をぶん殴ってやりたい。
それは史上最悪の快挙……いやいや違う、暴挙だ暴挙。どうして僕は……。
後悔先に立たず(ちんぽは立つのに)。
僕は男なんだ!と心の中で大声を出しても、このご時世、男だとか女だとか言っていると差別主義者と勘違いされる。ああ、どうして僕は面倒くさい世の中で生きているのだろうか。
何とかして自分を奮い立たせたい。待て待て、すでに勃起し過ぎて困っているのに奮い立てとは、何か間違っている。八方塞がりとはこのことを言うのだろう。
こうなったときに、僕の頭の中に浮かぶ言葉……どうにでもなれ!最後はこれしかなかった。そして僕は思う。僕は絶対に経営者にはなれない、と。優柔不断な僕には経営なんて無理だ。ていうか、今経営のことなんか考える自分が滑稽だ。
いやいやそんなことなんてもうどうでもいい。よし!行くぞ!僕は帆夏が浸かっている露天風呂のドアを開けた。そしてこんなときに限っておかしな行動をしてしまうものなのだ。
僕は視線を帆夏に合わせないようにして露天風呂に浸かる帆夏の目に立った……。なぜか腰に両手を当て、ペニスを帆夏の方に突き出すようにして立ったのだ。もちろんそんなサービスポーズなんて必要なかったわけで、帆夏が風呂の中を僕の方に移動してくるのがわかった。
「えっ? 何か凄いんですけど。ふふふ、翔君、最高よ」
「……」
僕は目を瞑って帆夏の言葉を聞いていた。目は開けられない。
「凄すぎ、えっ? 何でこんなに大きいの? まじ硬そうなんですけど。やばいよ、翔君」
「……」
褒められている……かもしれないが、そんなにいい気分ではない。そんなことより帆夏のせいで僕のおかしなポージングを止めることが出来なくなった。腰に両手を当てて、股間を帆夏の方に突き出すなんて恥ずかしいポーズ。いくらチップを積まれても、どこかの国の男性ストリッパーだってここまでサービスはしないだろう。
どうして自分は愚かなのかと僕は目を瞑りながら自分を責めた。自分のサービス精神がこうも旺盛だとは夢にも思わなかった。
そしてなぜかこういうときに僕は暴走してしまうのだ。間抜けな自分をぶん殴ってやりたい。
それは史上最悪の快挙……いやいや違う、暴挙だ暴挙。どうして僕は……。
後悔先に立たず(ちんぽは立つのに)。