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透明なリーシュに結ばれて
第7章 相対性理論について
 今は下田初子より相対性理論だ、相対性理論、相対性理論……。
 たしかアインシュタインはこう言ってなかったか。好きではない女との一分は一時間に感じる。しかし好きな女との一分は一秒に感じるものなのだ。時間と空間が何だっけ、アインシュタインは何と言ったのだ!ああわからん、全然わからん。ていうかそんなこと本当にアインシュタインは言ったのか?
 これでいい、わからなくて結構だ。今大切なのは相対性理論を盾にして僕の射精を遅らせることにあるのだ。僕が相対性理論で悩むことは射精を遅ら……。
 遅らせていない。帆夏は僕の肉棒をじゅばじゅばとしゃぶりながら、僕の二つのゴールデンボールを摩っている。反則だ!これは明らかに帆夏の反則行為だ!でも、でもめちゃめちゃ気持ちがいい。いや気持ちがよくなってはいけないのだ。何故そのことがわからんのだ、僕のおちんちん。
 ああ、もう無理だ。相対性理論もここまでだ。E=mc²……。
 そして帆夏の反則技はまだ続いた。帆夏は僕の肉棒をしゃぶりながら、先ほどまで僕の金玉を弄っていた手を、僕の乳首に伸ばしてきたのだ。僕は背が高い方だが、帆夏の腕も長かった。僕の乳首は帆夏の手で摘ままれ、転がされ、弄られた。まじで気持ちいい。
 僕は敗北を悟った。もはやここまで。武士ならば自分の身の処し方はわきまえている。欲望の白濁液を清らかな帆夏の口の中に放出してはいけない。
「出ます!」
 僕はそう声を出して、そして肉棒も帆夏の口から出して、洗い場に向けて僕の精子君たちを放流した。またまた勢いよく飛び出していく精子たちが帆夏に見られた。帆夏は手を叩いて笑っている。敗者を気遣うことなく勝者は高笑いしていたのだった。
 僕は帆夏の賭けに負けた。しかし失うものより得るものの方が多かったように思う。それは僕のペニスが帆夏の口で慰められたということだ。帆夏の舌が肉棒に絡みつく感覚がまだ僕の肉棒は覚えている。いや一生忘れない。帆夏の口の中の温かさ、それを人は温もりという。それらによって迎えた射精の瞬間。精子たちが飛び出ていく瞬間。そのときの気持ちよさ。人はそれをいくと言っている。僕は帆夏でいった。
 だから僕は帆夏から多くのものを奪ったのだ。奪った=帆夏をものにしたと言ってもいいのではないか。
 僕は負けた、でも僕は勝ったのだ……。
 あれ? 何かが引っかかる。
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