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透明なリーシュに結ばれて
第8章 思わぬ展開
 肉棒の先が下田の温かさに包まれた。下田の舌先で亀頭が舐め回された。
 ほんの一週間前僕の肉棒は帆夏によって慰められた。快楽の中で僕はどちらの口技がうまいのか考えた。でも答えなんて出ない。帆夏には帆夏の良さがあったし、下田にも下田の良さがある。そもそも僕ごときが女の口技について考えること自体間違っている。僕は素人童貞で女の経験なんて指で数えるくらいしかない(そのほとんどが風俗だ)。
 でも何だか僕は興奮している。だって下田は現役の教師なのだ。そして僕は下田の教え子だ。教師からフェラされるなんて普通ではありえない。そのありえないことを僕は今経験しているのだ。
 自然と僕は下田の頭を抱えた。肉棒をもっと下田の喉奥に押し込みたいからだ。もちろんそれには限界がることはわかる。押し込みたい、押し込ませない、悦楽にもえげつない駆け引きみたいなものがある。
 体が震えるくらい下田のフェラは気持ちよかった。下田を見ると下田もまた厭らし目で僕を見た。おそらく下田は、僕の様子をずっと伺っていたのだろう。
「先生、旦那さんにもこんなことするんですか?」
「……」
 下田が答えられるはずがない。だって下田は僕の肉棒を咥えているのだ。
「僕のちんぽと旦那さんのちんぽ、どっちがおいしいですか?」
「……」
 下田が答えられなくても僕は訊ねずにはいられない。
「先生、ちんぽ大好きなんですね」
「……」
 答えられないからこそ、下田を言葉でいたぶる。
「先生はエッチなんだ。淫乱教師。ビッチ。雌犬」
 僕は冷たい目で下田を見た。
「……」
 下田は僕に反撃できない。
 性器をしゃぶられることがこんなに気持ちいいなんて知らなかった。それを教えてくれたのは帆夏であり、下田であり……里奈だった。
 三人はガキではない。成熟した大人の女だ。熟した女。僕にセックスの気持ちよさを教えてくれた女。
 肉棒に下田の舌が絡みつく。そして強く吸われたりする。僕の肉棒の先から漏れだした我慢汁と肉棒から放散される僕の男性器の匂いをからめて下田はごくりと飲み込む。
 そうされることで僕は下田から男として受け入れられた悦びを感じる。見たことのない下田の亭主に勝ったような気分に浸ることができる。
 下田初子はこれから僕と下田の亭主の共有物になるのだ(いつの日か下田を独占できればいいのだが)。
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