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透明なリーシュに結ばれて
第9章 楽園
 このまま僕は文子と一晩を過ごしたかった。残念ながらそれは無理な話(僕の事情ではなく、文子の方の事情だ)で、僕と文子はここで別れなければならない。もちろん僕は文子にまた会いたいと言った。そして文子はそれを受け入れてくれた。だからまた僕は文子を抱くことができるのだが、今のままではまだ物足らない。
 だから僕は文子の体を服の上から触った。文子の巨乳を揉み、文子のパンティの上からま×こを弄った。もちろん文子の手も僕の肉棒に伸びてきた。
 それから僕と文子は互いの電話番号をスマホに記憶させて別れた。
 僕は家に帰るために電車に乗った。電車は空いていたのですぐに僕は座席に座ることができた。
 今まで女にもてたなんてことは一度もない。ところが、今僕には下田と文子の二人の女がいる。二人とも僕好みの熟した女。二人の女は今まで耐えに耐えた自分へのご褒美だ。僕にもようやくモテ期がやってきたのだ。
 僕は目を瞑り二人の女のことについて考えた。もちろんそれは下田と文子のこと。実に対照的な二人だ。
 徹底的に地味な下田。華やかな雰囲気を持つ文子。下田は貧乳で文子は巨乳だ。下田の乳首は変色し始めているが、文子の乳首はまだ変色を免れている。そう言えば下田から放散される匂いと文子の匂いも全然違う(僕は二人の匂いが大好きだ)。
 太陽と月、陽と陰、光と影。
 太陽が文子なら月は下田になるだろう。ただ、太陽も月も僕にとっては同じなのだ。太陽がよくて月が悪いというのではない。その逆も僕は否定する。
 あくまでもそれは二人の女を表す例えに過ぎないのだ。
 幸運にも僕はその真逆の二人の女を手にすることができた。僕は手に入れた運、つまり下田と文子を絶対に手放さない。倫理に反するから不倫と言われるのだろう。僕はその真っただ中にいる。心地いいかと訊かれても、僕には正直わからない。二人の女に対して僕の中に愛など存在しない。同じく下田も文子も僕なんかを愛してはいないだろう。
 体だけの関係、一昔前はセフレとか言っていたような気がする。僕にはそれで十分なのだ。
 文子との余韻が僕の肉棒を刺激している。僕は下田に会いたかった。会って犯りまくる。そう、下田は僕のセフレだ。どうしても下田と交わりたい。変色した下田の乳首。色素沈着した下田のビラビラ。僕はスマホを取り出して、下田の電話番号を探した。
 
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