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透明なリーシュに結ばれて
第11章 フェードアウト
 忍はスマホを見ながら、その目をときおり僕の肉棒に寄越す。僕はずっと全裸で忍はガウンを着ている。忍に全裸を見られても恥ずかしさんなんてない。早く事を終えて僕はこの小娘とっとと別れたい。
「よし」
 気合の入った忍の声。
「……」
 無言、意気消沈する僕。
「翔、こっち」
 宮田忍、まるで王女。
「……」
 坂口翔、間違いなく王女の家来。そして家来は王女の隣に。
「じゃあ翔のおちんちん入れてよ」
「無理です」
「何で?」
「僕のおちんちん勃起してません」
「じゃあ勃起させてよ」
「もう一つ」
「もう一つって何?」
「忍のま×こ濡れてないでしょ」
「……」 
 初めて忍が動揺した。
「濡れてないま×こに挿入はできないよ。無理やり入れれば激痛が忍を襲う。それでもいいのか?」
「いやだ」
「だったら僕が忍のま×こを舐めて濡らすから」
「エッチ」
「あのさ、これからちんぽをま×こに入れようとしてんのに、ま×こ舐めるのがどうしてエッチだなんだよ」
「翔のエッチ」
「ひょっとして忍のま×こ臭いの?」
「翔のバカ!変態!ロリコン!」
 僕はバカで変態なのかもしれないがロリコンではない。
「じゃあさ、自分の唾をま×こにたっぷり付けてよ、ローション持ってないでしょ」
 どうやら赤いポーチにローションは入らなかったらしい。
「……」
「そうだ!忍がオナニーすればいいんだよ。オナニーすれば濡れるだろ。したことあるよね?」
「……」
 忍が動揺した。ガキでもオナニーはする。僕はそれを責めない。
「バスルームに行ってるから、忍はオナニーしてま×こが濡れたら僕を呼べばいい。それから合体だ」
「……」
 忍が迷っている。僕がベッドを降りてバスルームに行こうとしたそのとき。
「ここにいてよ」
「恥ずかしいんじゃないの?」
「恥ずかしいけど……翔はここにいて。いいでしょ」
「いいけど」
「それと合体とか、そういう言い方やめて」
「わかった」
 忍が少しだけ神妙になったような気がする。
「翔もしてね」
「了解」
 相互オナニープレイは下田や文子とやった。めちゃくちゃ気持ちよかった。が、今回は小娘との相互オナニー。気乗りはしないが、しなければ自分の肉棒が役立たずのままだ。早く忍と繋がって、それからゴムの中に出して、ガキと別れる。今はそれだけを考えなければならない。
 僕はふにゃちんをぎゅっと握った。
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