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透明なリーシュに結ばれて
第11章 フェードアウト
 熟女アダルトチャンネルに興味があるのか、忍は僕の肉棒を掴みながら目だけはテレビに向けていた。エッチなビデオは男だけのものではない。忍だって当然見る権利はある。たとえそれが女子高生でも。
「え!」
 忍の大きな声。
「何?」
「これおばちゃんじゃん」
「おばさんだってエッチはするだろ」
「おばちゃんのエッチ、何だかキモイんですけど」
「キモくないよ」
「え!まさか翔っておばちゃんが好きなの?」
「……」
 答えに窮する。
「翔ってロリコンじゃなかったの?」
「違うよ。僕がロリコンだっていうのは誰情報なんだよ」
「翔の友達」
「山名と権藤?」
「そう」
「ちなみにあの二人は僕の友達なんかじゃないから」
 何度目の絶交だろうか。
「そうなの?」
「そう」
「でも、おばちゃん好きな翔はロリコンよりキモイ」
「ロリコンは犯罪だろ」
「おばちゃん好きは犯罪じゃないの?」
「違うだろ」
「ロリコンもおばちゃん好きも同じよ」
「絶対に違います」
「どうでもいいからここ早く硬くしてよ」
 忍は僕の肉棒をぎゅっと握った。
「だったら集中させてくれ」
「がんばってね」
「了解」
 僕は必死に集中した。画面の中のおばちゃん、失礼、セクシー女優を下田や文子に置き換えて、そして画面の中のセクシー男優を自分に置き換えて僕はアダルトチャンネルに集中した。だが、もう少しリアルな刺激が欲しい。僕はテレビに集中していた目を忍に向けた。
「何?」
「協力してくれ」
「どうやって?」
「簡単だよ。僕のふにゃふにゃになっている肉棒をしごいて欲しいんだ」
「こんな感じでいいの?」
 忍の手が動いた。
「それ続けてくれ」
「面倒だけど、おばちゃん好きな翔もがんばってね」
「ああ」
 枯れていく女の匂いを嗅ぎたい。弾力が失われていくぷよぷよした熟女の乳房を揉みたい。使い込まれて色素沈着したビラビラの中に舌を入れたい。
 がんばれ自分。今肉棒をしごいているのは下田だ、文子だ。この肉棒を下田の文子のま×こに入れるんだ。
「おばちゃん好きの翔、がんばれ!」
 忍の声援?
「忍、ちょっとサービスして」
「サービス?」
「そうサービス。こっち向いて忍のおっぱい見せて」
「やっぱり翔ロリコンじゃん」
「もうロリコンでいいです。見せてください忍のおっぱい」
「仕方ないな」
 体を僕の方に向ける忍。ほんのちょっと膨らんだ乳房。
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