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さげまん女の憂鬱~こんな私でよければ~
第4章 私、「さげまん」らしいです
だんだんと身体が熱くなってくる。
唇を離すと、
霧島が熱いまなざしで
良美の顔をじっと覗き込んだ。
「その顔、いいね」
そう言って、今度は首筋に唇を寄せた。
霧島の吐息と熱い舌を感じただけで
もう声が抑えられなくなる。
「あぁっ…やっ…やだ」
最後にもう一度キスだけ…
そう言っていたのに、ベッドに押し倒し、
良美の体の上に霧島が覆い被さってきた。
霧島は良美の頸動脈あたりを唇で愛撫しながら、
体を愛しそうに撫で回す。
どうして霧島が触れるだけで、
こんなに体が反応するのだろう。
旦那に申し訳ないと思う反面、
どんどんと霧島に惹かれてゆく。
「霧島さん…ダメです…」
それでも、まだ理性は残っている。
体を這わす霧島の手を制した。
「ずっとこうしていたいんだ。もう止めないよ」
良美の手をどけると、
豊満な胸元へ口を寄せる。
一回戦は互いに欲情し、激しいセックスだったが
二回戦ともなると霧島には余裕があり
じっくりと責めてきた。
胸には自信がある。
街を歩いていても男たちの視線を
胸元に感じることが多々ある。
夫の礼二は「デカパイ女は感度が悪い」と
あまり責めてきてはくれない。
手の平に収まりきらない大きな乳房。
それは自分でもわかってはいるが
一応、拒むポーズで手で隠そうとするが、
霧島に手を押さえられてしまう。
「霧島さん、本当にやめてください」
霧島は良美の言葉を無視し、乳首を口に含んだ。
「っあぁ!」
自分の口から、切なく甘い声が出る。
たまらず唇を噛んで声を抑える。
霧島は良美の腕を片手で抑え、
空いた手でもう片方の乳首をクリクリと摘まむ。
全身を快感が走り抜けた。