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さげまん女の憂鬱~こんな私でよければ~
第7章 寝取り
「あなた、ちょっと…」
良美は手招きして礼二をキッチンの片隅に呼んだ
「このみさんを参加させるなんて
聞いていなかったわ」
憮然とした表情で良美は不満を口にした。
「結婚記念日の食事会なんだぜ
君は落ち着いて席について料理を楽しめばいい
給仕や霧島さんの相手は
彼女に任せればいいんだよ」
礼二の優しさなのだろうけど
顔見知りとは言え
さほど親しくない女に
キッチンを使われたくないなあと
良美は膨れっ面をした。
「ほらほら、そんな顔をしていると
霧島さんに失礼だろ、笑顔、笑顔」
ダイニングに戻ると
霧島と、このみがすっかり打ち解けて
楽しそうに談笑していた。
「すいません、お待たせして…
さあ、食事を始めましょうか」
食事が始まると
このみは大層よく働いてくれた。
『あんな娘を連れてきて』とお冠だった良美も
このみが居てくれて助かったと思った。
何より席を立たなくていいので
向かい合わせに座ったテーブルの下で
互いに足を伸ばして股間を弄り合う事ができた。
「さあ、食後のコーヒーは腕によりをかけて
僕がたてようじゃないか」
礼二はそう言って、
このみに「疲れたろう?ゆっくり座りなさい」と
霧島の隣に座らせた。
ダイニングにコーヒーの香りが漂う…
「うん!美味しい!!
いい豆を使ってますね?」
そんなに美味しくもないのに
霧島は社交辞令でそう言うと
飲み残すと失礼だと思ったのか
カップのコーヒーを飲み干してくれた。