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さげまん女の憂鬱~こんな私でよければ~
第8章 夫婦
「礼二くん、君は良美さんをさげまんだと言うが
僕は良美さんを抱いてからも運気は落ちないよ」
「えっ?」
「本当さ、良美さんを抱いてから
わが社の株は急上昇さ
あげまんとかさげまんとか
そんなことを気にする必要はない
仮にさげまんとしても
男がそれに勝るあげちんになればいいだけさ」
「かっこいい…」
このみが霧島の男っぷりに惚れて
隣の席から体をスリスリするように寄りかかった。
「惚れたかい?よく惚れられるんだよ」
そう言って、このみのおっぱいを揉んで笑った。
「抱いてあげてもいいぞ
ただし、遊びだからな
僕は今でも別れた妻を愛しているし、
離婚した今も、たまに愛し合っているんだよ」
「遊びでもいい…ねえ、抱いて…」
このみが、いとも簡単に霧島に堕ちた。
悔しいが礼二は霧島の度量の大きさに感服した。
「さあ、良美さんがさげまんだろうが気にするな
君がそれ以上に大きな男になれ!」
さあ、実行あるのみだと
霧島は良美と礼二をベッドに向かわせた。
「君…えっと、このみさんだっけ?
良ければ数ある内の愛人の一人になるかい?」
ベッドに向かう礼二夫妻を見送りながら
霧島は、このみの唇を奪った。
「ここで…しちゃう?」
このみは霧島と愛人契約を結ぼうと抱きついた。