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海鳴り
第3章 ぬくもり
「武と一緒だな」

「えっ?」


律子は相沢を見た。


「武くんは怖いって…」

「…あいつ俺には“べつに”って…言うんだ」

「……」


またガキだと思われてる


「今日もあれからばあちゃんの家に行っちまった」

「あれからですか?」

「今頃くっついて困らせてんじゃねぇかな」

「ふふ…可愛いですね」

「あぁ」

「お母さんは?」

「えっ」

「武くんとお母さん、一緒に行ってるんですか?」


相沢が少し間を置いてから答えた。


「母親は、家出中だ」

「えっ…、家出?」


律子は目を丸くして相沢の横顔を見た。


「なんだよ」

「いつ帰ってくるんですか?」

「さあ、わからねぇな、今回も」

「…っ…、こ、今回も?」


えっ?

えっ?


「すぐにいなくなる…ふふっ…」


笑ってる…


「あの、ちなみに今回は…いつ頃から…」


律子は怖々聞いてみた。


「半年は経ってるな。いや、もっとか…」


は?


「戻ってらっしゃるんですか?」

「あぁ…たぶん。…まあ、癖みたいなもんだ」


そ、それでいいの?




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