この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
海鳴り
第6章 海鳴り
律子の中に火が灯った。
この人は
男だ…
躰が熱くなっていく。
私は…
逃れられない
律子の目から熱いものが流れた。
大学卒業と同時に男と別れて以来5年近く、律子は誰とも付き合っていなかった。
深い快楽に溺れた記憶もなく、それが必要だとも思っていなかった。
律子にとって相沢は、目の前に立ちはだかる初めての男のように見えた。
「…律子…」
唇への愛撫を繰り返す相沢に根負けして、律子は閉じていた唇を少し開いた。
「…っ…」
熱い舌が差し込まれ、律子を待つように動かなくなった。
「…ン…」
律子は舌先でその熱いものに何度も触れてみた。
それでも動いてくれない事がもどかしくなり、とうとう自分から舌を絡めた。
相沢の熱い手が乳房を下から包み込む。
「…ん…ンン…」
律子は相沢の背中にしがみつき、その舌を吸いながら更に舌を絡め、熱く柔らかい感触を味わった。
初めてだった。
相沢はゆっくりと律子のボタンを外すと、ブラジャーと一緒にパジャマを取り去った。
「………」
心臓は暴れ続けたが律子はもう、震えてはいなかった。
この人は
男だ…
躰が熱くなっていく。
私は…
逃れられない
律子の目から熱いものが流れた。
大学卒業と同時に男と別れて以来5年近く、律子は誰とも付き合っていなかった。
深い快楽に溺れた記憶もなく、それが必要だとも思っていなかった。
律子にとって相沢は、目の前に立ちはだかる初めての男のように見えた。
「…律子…」
唇への愛撫を繰り返す相沢に根負けして、律子は閉じていた唇を少し開いた。
「…っ…」
熱い舌が差し込まれ、律子を待つように動かなくなった。
「…ン…」
律子は舌先でその熱いものに何度も触れてみた。
それでも動いてくれない事がもどかしくなり、とうとう自分から舌を絡めた。
相沢の熱い手が乳房を下から包み込む。
「…ん…ンン…」
律子は相沢の背中にしがみつき、その舌を吸いながら更に舌を絡め、熱く柔らかい感触を味わった。
初めてだった。
相沢はゆっくりと律子のボタンを外すと、ブラジャーと一緒にパジャマを取り去った。
「………」
心臓は暴れ続けたが律子はもう、震えてはいなかった。