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海鳴り
第6章 海鳴り
腰に回された手が前に回りショーツの中に潜り込んだ。


「…っ…」


律子は咄嗟に身を引いた。


「律子、目を開けろ…」

「…っ、い、や… 」


突然の言葉に律子は何度も首を振った。

肩を抱かれた律子に熱い息がかかる。


「あんたが見たい…、目を開けてくれ…、頼む…」

「………」


律子はそっと目を開いた。

相沢の瞳はギラギラとした熱さを隠しもせず律子を捉えて離さない。


怖い…


ショーツの中で止まっていた指先がゆっくりと下に動き、なだらかな丘を過ぎた。


「…力を抜いてくれ…」

「…っ…」


律子は泣きそうな顔で首を振った。


「構わねえ…」


相沢は怯える律子の目を見ながら、肩を抱いた手に力を込めた。

閉じられたままの太股の中心に、相沢の揃えた指がゆっくりと侵入した。


「─…っ、うぅっ…」


茂みをかき分けながら、指先がやわからな割れ目を左右に撫でる。


「─…や…」


それを阻もうと律子が手首を掴むと、相沢は律子を冷たく見つめ返し、少し乱暴に割れ目の奥をグニュリと撫で回した。


「…っく、や…、やめ…て、──…あぁっ…」




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