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海鳴り
第6章 海鳴り
「…っ、ぅぐっ…」


その塊は指とは違う圧迫感で律子を押し広げた。

まだ硬い律子の内壁をゆっくりとこじ開けるように入ってくる。


「…ぁ、っあ…うぅっ…」


途中で少し戻り、また進む。


「うぅっ…」


また戻り、進む…


あぁ…


律子の躰はだんだんとその逞しいものを受け入れたがって切なく濡れ始めた。


欲しい…


圧倒的な存在感を示していたものが、不意に抜かれた。


待って…


「律子…」

「………」

「欲しがってくれ」

「…っ…」


欲しい


「律子…、俺を呼べ…」


息を荒げ、相沢はもう一度蜜の滴る場所に先端の膨らみを押し込んだ。


「あぁ…」


ゆっくりと腰を回す。


あぁ…

もっと

もっと…


「欲しい…、欲しい…、和男さん、和…──っあぁっ!…」


堪りかねた相沢がズブリと律子を貫いた。

それは重い傷みと快感を伴って律子を襲った。


「律子、律子…あぁ…」


激しく擦られ、熱くなる。


「う、うぅっ…ンあぁ…」


痺れだした。

中をえぐるように相沢が腰を回す。


「あぁ…あぁ…アァ…」


蜜が溢れた。

大きなうねりが律子を巻き込み、熱い肉壁はぐいぐいと相沢の肉棒を締め付ける。




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