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桜 ~あなたに見られたくて~
第2章 お花見
「えっ?私ですか?」
誘われるのを待っていたと思われるのもイヤなので
私は誘われたことに驚くフリをしました。
「君、一人でお花見かい?」
「ええ、あまりにもいい天気なので…」
一人が声をかけて
手応えありとみるや
あとの二人もゾロゾロと私の近くに来ました。
「一人でお花見なんてつまらないでしょ?」
「こっちで一緒に呑みなよ」
かなり酔っているのか
馴れ馴れしく私の横に座って
肩を抱いてきます。
私、見られることに興奮しますけど
こうやってスキンシップは苦手です。
触られるのが好きならば
満員電車で体を密着すればいいんですから
「まあまあ、そんなに固くならないでよ」
一人の男は無理やり私の手を引いて
ブルーシートの上に座らせました。
「何か飲むかい?
ビールに酎ハイ、どっちがいい?」
「じゃあ…お言葉に甘えて…ビールを…」
「そうこなくっちゃ!」
無理やりビール缶を持たされて
「はい、乾杯!」と
少しずつ距離をつめて私に密着してきます。
ついには我慢できなくなったのか
一人の男が私の胸を人差し指の先で
ツンツンしてきたんです。
それを合図に
一人は私の前にゴロンと横になって
「少し飲みすぎたかなあ~」なんて
わざとらしくいいながらスカートを覗き込みます。
私も、もっと見せたくなって
姿勢を変えるフリをして
足を開いてスカートの中を
しっかりと見せてあげました。