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桜 ~あなたに見られたくて~
第12章 ヌードモデル

ポーズが決まった後は
何もされず、
ただ裸体のデッサンをされているだけなのに…

何か男に視姦をされている様な感覚になっていく

おじさま達にも舐めるよう視線で浴びたけれど
スケベそうなヘラヘラした視線ではなく
真摯な飯塚の眼差しに
ボリュームのある乳房の頂きのピンク色の乳首は
ツンと立ち上がり…
開いた足の付け根では、
湧きだしてきた愛液で
花びらがジットリと湿り気を帯びていた…

「ぁっ、あのっ…すいません」

飯塚がデッサンを始めて、
30分程が経過した頃…
部屋の沈黙を破ったのは私でした…

「どおしたの?…疲れちゃったかな?…」

「…いえ…違います」

全裸になった姿を見られているだけなのに…
心臓がドキドキと高鳴り、
体がカーッと熱くなって…
こんな事、恥ずかしくて…でも…

「わかった、少し休みましょうか」

馴れないモデルを
絵画教室とプライベートで
二度にわたって体を静止しているのが辛いと
飯塚さんは思ってくれたようです

「少し横になるといいよ」

仰向けになってゴロンと横になり
天井を見つめる私のそばに飯塚さんも腰を下ろして
「モデルって意外につらいでしょ?」と
うつ伏せになりな、マッサージしてあげるからと
私をうつ伏せにすると
腰を揉みはじめてくれました。

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