この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜 ~あなたに見られたくて~
第13章 ウェディング

母の陽子は
身重の陽菜の姿を見つけると
「早く来てよ!あなた達が最後よ~っ」と
陽菜たちに早くチャペルに入ってよと
大きな声で急かした。

「ったく…
いい歳して再婚だなんて…」

「あら?年齢は関係ないんじゃない?」

「そうだよ、お義母さん魅力的だし」

「恭平がお義母さんって呼ぶのはまだ早いわよ」

私は苛立ち紛れに飯塚さんに釘を刺した。

「えっ?なんでだよ
入籍こそしていないが、
僕は陽菜を妻に向かえるつもりだよ」

「それなんだけど…
ねえ、恭平、ほんとにそれでいいの?
幸か不幸か一発目で妊娠しちゃったけど
あなた、私の事をよく知らないわよね?
こんな私を妻に向かえるのって不安じゃないの?」

「不安なんてないさ
どんなカップルだって
100%全てを尻尽くしている訳じゃないさ」

私の肩を抱く手にギュッと力がこもった。

『私…淫乱なのよ…
誰かに裸を見られたがる性癖なのよ…』

妊娠がわかってからも
彼との入籍に今一つ踏み込めないのが
そんな性癖があるからだった。

「おしゃべりしていないで
早く来なさいよ!
神父さんがお待ちかねなんだから」

私ね…と
性癖の事を打ち明けようとするのを遮るように
母の陽子が焦れて急いで二人を席につかせた。


/144ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ