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桜 ~あなたに見られたくて~
第9章 母 陽子

そんな私たちに声をかけてきた男がいた。

ちょうど私たち母娘の間ぐらいの年齢の二人組です

「君たち、よかったらお茶しませんか?」

背が高くてハンサムな二人組です。

「すいません、急いでいるものですから」

私ひとりなら喜んで誘われたかもしれませんが
若作りしているとはいえ、
母は40代半ばなのだ、
バレて笑われるのもイヤだった。

「もしかして君たち親子なのかな?」

私のタイプの男性が尋ねてきた。

「そうです、私たち親子です
ビックリしたでしょ?若作りしてますけど
母はアラフォーなんです」

「若作りなんて思わないですよ
美しい人は何をしようが美しいもんです」

そう言われて母は嬉しそうに
「せっかくですもん、お茶しましょうよ」と
やけに乗り気で二人の男性と付き合うことにした。

二人の男は饒舌で
とても楽しいティータイムとなりました。

「僕は綾辻佳彦と言います年齢は35歳
年上の女性が好きです」

「僕は近江和正です
彼とは逆に年下の可愛い女性が好きだよ
僕ら高校のときからの親友なんだ」

彼らはよくナンパをするのか
よどみなく流暢に自己紹介をした。

「まあ!年上の女がいいの?
私は許容範囲になるのかしら?」

母は嬉しそうに
ウットリとした表情で綾辻を見つめた。

私は母とは逆に表情を曇らせました。
だって、私のタイプは
綾辻という男だったんですもの

綾辻と母はカップリングが成立したみたいに
お互いに熱い眼差しで見つめあっていました。

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