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インセスト・タブー
第7章 錯綜する想いは
大小二つの影が重なっている。ゆっくり近づいていくと、だんだんと輪郭がはっきりとし――男女が立ち、一方をもう一方が後ろから抱き締めているとわかった。何かごそごそと動いている。
ああ、と察する。男女同士の行為だ。しかもその一方、抱き締められているのが、あの少女だと気づいた。
…見かけないと思っていたら、そういうことか。
立ち去ろうと足の向きを変えた時、影が大きく動いた。見ると後ろの男性が、少女を自分と向き合わせ――そのまま強く押し倒した。
おやめください、と微かに聞こえた気がした。あたしは再びそちらを向き、身を潜めつつ、素早く二人に近づいた。物陰から覗くと、見知らぬ男性が少女の両手足の自由を奪い、衣服に包まれた自らの股間を少女の顔に押し付けていた。
はあ、はあ、と荒いだ息で呼吸しながら、男性は衣服から自身を出し、少女の口へ押し当てた。少女は固く口を閉じ、首を振って抵抗したが、強引に口を開けさせられ、ものをくわえさせられてしまった。
いけない、とあたしが身を乗り出した時、反対側から誰かが飛び出してきた。
ああ、と察する。男女同士の行為だ。しかもその一方、抱き締められているのが、あの少女だと気づいた。
…見かけないと思っていたら、そういうことか。
立ち去ろうと足の向きを変えた時、影が大きく動いた。見ると後ろの男性が、少女を自分と向き合わせ――そのまま強く押し倒した。
おやめください、と微かに聞こえた気がした。あたしは再びそちらを向き、身を潜めつつ、素早く二人に近づいた。物陰から覗くと、見知らぬ男性が少女の両手足の自由を奪い、衣服に包まれた自らの股間を少女の顔に押し付けていた。
はあ、はあ、と荒いだ息で呼吸しながら、男性は衣服から自身を出し、少女の口へ押し当てた。少女は固く口を閉じ、首を振って抵抗したが、強引に口を開けさせられ、ものをくわえさせられてしまった。
いけない、とあたしが身を乗り出した時、反対側から誰かが飛び出してきた。