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混沌の館
第11章 愛の因子
久美との出会いと別れ、美咲の一件、これらは色恋沙汰に浮かれて羽目を外してしまった事への、私への罰だったのだろう。
反省しきりの私は、サイトでの活動を日記だけに限定した。そこで仲良くなった友達とサイトの中だけで楽しく出来れば良い、そう思う様になっていた。
そして、そうやって活動を続ける事により友達も増えて行った。
そんなある日、今年も後1か月も切った頃・・・
私は、久美がサイトに戻ってきている事に気づいた。彼女は、私が美咲と付き合い始めた頃にサイトを退会していた。
元々恋人を探す目的で登録したのだから、その相手が見つかればサイトに居続ける必要はない。久美が退会した時、これで良かったのだと、かつての恋人の幸せを祝福する心持ちだった。
その久美が戻ってきている。何かあったのだろうか?
別れたとはいえ、一度は愛した女だ。やはり気になる。だが、今さら連絡を取るのもはばかれる。
それに、久美への想いがまだブスブスと燃えカスのように残っているのは、自覚していた。
せっかく気持ちを整理できているのだから、余計な事はしない方が良い。いや、もしかしたら久美は困っているかも知れない。
私は迷った挙句、久美にメールすることにした。
反省しきりの私は、サイトでの活動を日記だけに限定した。そこで仲良くなった友達とサイトの中だけで楽しく出来れば良い、そう思う様になっていた。
そして、そうやって活動を続ける事により友達も増えて行った。
そんなある日、今年も後1か月も切った頃・・・
私は、久美がサイトに戻ってきている事に気づいた。彼女は、私が美咲と付き合い始めた頃にサイトを退会していた。
元々恋人を探す目的で登録したのだから、その相手が見つかればサイトに居続ける必要はない。久美が退会した時、これで良かったのだと、かつての恋人の幸せを祝福する心持ちだった。
その久美が戻ってきている。何かあったのだろうか?
別れたとはいえ、一度は愛した女だ。やはり気になる。だが、今さら連絡を取るのもはばかれる。
それに、久美への想いがまだブスブスと燃えカスのように残っているのは、自覚していた。
せっかく気持ちを整理できているのだから、余計な事はしない方が良い。いや、もしかしたら久美は困っているかも知れない。
私は迷った挙句、久美にメールすることにした。