この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
混沌の館
第11章 愛の因子
 久美との出会いと別れ、美咲の一件、これらは色恋沙汰に浮かれて羽目を外してしまった事への、私への罰だったのだろう。


 反省しきりの私は、サイトでの活動を日記だけに限定した。そこで仲良くなった友達とサイトの中だけで楽しく出来れば良い、そう思う様になっていた。


 そして、そうやって活動を続ける事により友達も増えて行った。



 そんなある日、今年も後1か月も切った頃・・・


 私は、久美がサイトに戻ってきている事に気づいた。彼女は、私が美咲と付き合い始めた頃にサイトを退会していた。


 元々恋人を探す目的で登録したのだから、その相手が見つかればサイトに居続ける必要はない。久美が退会した時、これで良かったのだと、かつての恋人の幸せを祝福する心持ちだった。

 その久美が戻ってきている。何かあったのだろうか?



 別れたとはいえ、一度は愛した女だ。やはり気になる。だが、今さら連絡を取るのもはばかれる。


 それに、久美への想いがまだブスブスと燃えカスのように残っているのは、自覚していた。


 せっかく気持ちを整理できているのだから、余計な事はしない方が良い。いや、もしかしたら久美は困っているかも知れない。




 私は迷った挙句、久美にメールすることにした。




/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ