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混沌の館
第12章 重い女
オフ会の後、キャサリンからメールアドレスを教えてもらい、私たちはメールのやり取りをするようになった。
彼女が私に気があるのは以前から気付いていたが、彼女と付き合うつもりはなかった。美咲と同様の匂いがしたからだ。
もしも付き合うような事になれば私を拘束しようとするだろう。彼女とは愛だ恋だとささやき合えないと思った。
第一に、容姿が私の好みではなかった。歳よりは若く見えるが、基本が抑揚のないおばちゃん顔をしている。それに、何よりもスタイルが良くない。メールで誘いを受けるがのらりくらりとかわしていた。
オフ会から1カ月ほど過ぎ、バレンタインデーも間近となった時、キャサリンからチョコレートを渡したいのでどうしても会いたいとメールがあった。
流石に無下に断るのも気の毒だと思い、キャサリンとバレンタインデートをすることにした。
と言っても、夕方から映画を見て、それから居酒屋で一杯やるといった平凡なデートだが。
場所はオフ会をやった繁華街、そこで飲むとなると私は自宅に帰るのは困難だ。オフ会の時と同様にホテルを取ることにした。
映画は、これと言って盛り上がりもなく終わった。それから二人で近くの居酒屋へ移動しお酒を交わした。
共通の話題と言えば、サイトの友達のことしかない。普段のメールでもそう言った話題ばかりであまり盛り上がっているとは言えない。会話に詰まり、ついついお酒がすすんだ。
彼女が私に気があるのは以前から気付いていたが、彼女と付き合うつもりはなかった。美咲と同様の匂いがしたからだ。
もしも付き合うような事になれば私を拘束しようとするだろう。彼女とは愛だ恋だとささやき合えないと思った。
第一に、容姿が私の好みではなかった。歳よりは若く見えるが、基本が抑揚のないおばちゃん顔をしている。それに、何よりもスタイルが良くない。メールで誘いを受けるがのらりくらりとかわしていた。
オフ会から1カ月ほど過ぎ、バレンタインデーも間近となった時、キャサリンからチョコレートを渡したいのでどうしても会いたいとメールがあった。
流石に無下に断るのも気の毒だと思い、キャサリンとバレンタインデートをすることにした。
と言っても、夕方から映画を見て、それから居酒屋で一杯やるといった平凡なデートだが。
場所はオフ会をやった繁華街、そこで飲むとなると私は自宅に帰るのは困難だ。オフ会の時と同様にホテルを取ることにした。
映画は、これと言って盛り上がりもなく終わった。それから二人で近くの居酒屋へ移動しお酒を交わした。
共通の話題と言えば、サイトの友達のことしかない。普段のメールでもそう言った話題ばかりであまり盛り上がっているとは言えない。会話に詰まり、ついついお酒がすすんだ。