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混沌の館
第2章 黒いミニスカートの少女
私が待ち合わせのカラオケ店の駐車場に着いた時、その少女は店の入り口付近で待っていた。
黒いミニのワンピース、黒いニーハイソックスそして、アイボリーのバッグを片手にキョロキョロしている。
メールで知らせてくれた通りだ。
私は、車を彼女の横に着け、窓越しに合図を送った。
助手席のウインドウを下ろし、声をかける。
「遅くなってゴメン、待たせちゃった?」
「いえ、大丈夫です。約束通り来てくれて、ありがとうございます」
そう言いながら助手席のドアを開け、乗り込んできた。
白く細い太腿が眩しい。
なるほど、容姿に自信あるというのは本当のようだ。
「ごめんね、道が混んでいて遅れちゃった」
「いえ、冷やかしかと思って心配しちゃった」
「で、僕で大丈夫なの?」
一応承諾を求めたが、もう逃がすつもりはなかった。車をゆっくりと走らせ通りに出ると、予め調べておいたラブホに向けてアクセルを踏み込んだ。
車を走らせながら、私は何を話せば良いのか、戸惑っていた。なにしろ、相手は自分の子供ほどの娘だ。
今更ながらに罪悪感がこみ上げてきた。
カラオケ店からホテルまでは数キロ、道は混んでいたが、15分もあれば着く。
だが、その15分の間が持たない。
黒いミニのワンピース、黒いニーハイソックスそして、アイボリーのバッグを片手にキョロキョロしている。
メールで知らせてくれた通りだ。
私は、車を彼女の横に着け、窓越しに合図を送った。
助手席のウインドウを下ろし、声をかける。
「遅くなってゴメン、待たせちゃった?」
「いえ、大丈夫です。約束通り来てくれて、ありがとうございます」
そう言いながら助手席のドアを開け、乗り込んできた。
白く細い太腿が眩しい。
なるほど、容姿に自信あるというのは本当のようだ。
「ごめんね、道が混んでいて遅れちゃった」
「いえ、冷やかしかと思って心配しちゃった」
「で、僕で大丈夫なの?」
一応承諾を求めたが、もう逃がすつもりはなかった。車をゆっくりと走らせ通りに出ると、予め調べておいたラブホに向けてアクセルを踏み込んだ。
車を走らせながら、私は何を話せば良いのか、戸惑っていた。なにしろ、相手は自分の子供ほどの娘だ。
今更ながらに罪悪感がこみ上げてきた。
カラオケ店からホテルまでは数キロ、道は混んでいたが、15分もあれば着く。
だが、その15分の間が持たない。