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You were born to be mine 外伝
第1章 高校生活
年が明けて男たちがソワソワする季節がやって来た。
そう…バレンタイン。
オレはユウから貰えたらそれで良かったから他のヤツらのウキウキ、ソワソワとは無縁やった。
昼休み、至るところでラブラブな光景が見受けられる中、教室でノブたちと喋ってた時やった。
「久保~♪お客さんやで~(^^)」
冷やかし半分の呼び出しが…
おかしいな、ユウは帰りがけにくれる筈やけど…
教室を出ると女子バレー部で同じクラスの山口がおった。
「久保、悪いねんけど美術教室きて。」
「お…おぅ。」
教室の中から奇声があがる。
「久保~、お前モテモテやんけ~(^^) ヒューヒュー」
「うっさい、ボケ! だぁっとけ!」
山口と美術教室まで行く。
「中で久保に話ある娘が待ってるから。」
山口はそう言い残して戻ってった。
教室に入る。
バレー部の庄司が立ってた。
「久保くん、ゴメンな呼び出したりして。」
「イヤ……別にエエけど…」
「わたしな、入学した時から久保くんのこと好きやってん。ユウと付き合ってるの知ってるから言わんとこて思うてたんやけど、わたし転校することになったから気持ちだけは伝えたいと思って…」
「そ、そうなんや…」
「うん。 これ、受け取って。」
庄司が差し出した小さな紙袋を受け取る。
「わたし、久保くんの笑ってるトコ好きやった。いつも笑っててな。」
庄司はそう言い残して教室を駆け出して行った。
しばらく動けんかった……
振られたことしか経験のないオレは、初めて振る方も切ないコトを知った。
そう…バレンタイン。
オレはユウから貰えたらそれで良かったから他のヤツらのウキウキ、ソワソワとは無縁やった。
昼休み、至るところでラブラブな光景が見受けられる中、教室でノブたちと喋ってた時やった。
「久保~♪お客さんやで~(^^)」
冷やかし半分の呼び出しが…
おかしいな、ユウは帰りがけにくれる筈やけど…
教室を出ると女子バレー部で同じクラスの山口がおった。
「久保、悪いねんけど美術教室きて。」
「お…おぅ。」
教室の中から奇声があがる。
「久保~、お前モテモテやんけ~(^^) ヒューヒュー」
「うっさい、ボケ! だぁっとけ!」
山口と美術教室まで行く。
「中で久保に話ある娘が待ってるから。」
山口はそう言い残して戻ってった。
教室に入る。
バレー部の庄司が立ってた。
「久保くん、ゴメンな呼び出したりして。」
「イヤ……別にエエけど…」
「わたしな、入学した時から久保くんのこと好きやってん。ユウと付き合ってるの知ってるから言わんとこて思うてたんやけど、わたし転校することになったから気持ちだけは伝えたいと思って…」
「そ、そうなんや…」
「うん。 これ、受け取って。」
庄司が差し出した小さな紙袋を受け取る。
「わたし、久保くんの笑ってるトコ好きやった。いつも笑っててな。」
庄司はそう言い残して教室を駆け出して行った。
しばらく動けんかった……
振られたことしか経験のないオレは、初めて振る方も切ないコトを知った。