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You were born to be mine 外伝
第1章 高校生活
それから1年が過ぎ、2年生の秋になった。
バスケ部は新チームになり、オレは副キャプテンになった。
ユウは女子部のキャプテンに。
新人戦の季節になり、練習にも熱が入る。
新チームは哲を中心にバランスが取れたいいチームになってた。
下級生にも哲を慕って選抜クラスのヤツらが何人か入ってきてた。
全国狙える。
みんなそう思った。
いよいよ新人戦が開幕。
地区予選が始まった。
ウチは2回戦からやった。
その試合、オレは自分で言うのもなんやけど鮮烈なデビューを飾る。
格下相手とは言え、相手が哲にマークを集中してくれたおかげでオレはチームの全得点の半分を叩き出した。
オレのシュートがネットを揺らすたびにコートサイドで応援してた女子部から黄色い悲鳴があがる。
試合はダブルスコアで勝った。
翌週末、試合会場に行くと哲がファンからタオルやらの差し入れを貰ってた。
「哲ぅ~、相変わらずモテモテやなぁ?」
哲に冷やかしを入れながら体育館入口に向かう。
「久保くん!?」
名前を呼ばれて振り返ると他校の制服の女子ふたり。
「あ、あの、これ…良かったら使って下さいっ!」
女子のひとりが紙袋を渡してくる。
「あ、ど、ども…」
女子はオレに紙袋をわたすと2人してキャアキャア言いながら駆け出していった。
「陵く~ん? 人のコトいわれへんなぁ!?」
哲が声をかけてくる。
バスケ部は新チームになり、オレは副キャプテンになった。
ユウは女子部のキャプテンに。
新人戦の季節になり、練習にも熱が入る。
新チームは哲を中心にバランスが取れたいいチームになってた。
下級生にも哲を慕って選抜クラスのヤツらが何人か入ってきてた。
全国狙える。
みんなそう思った。
いよいよ新人戦が開幕。
地区予選が始まった。
ウチは2回戦からやった。
その試合、オレは自分で言うのもなんやけど鮮烈なデビューを飾る。
格下相手とは言え、相手が哲にマークを集中してくれたおかげでオレはチームの全得点の半分を叩き出した。
オレのシュートがネットを揺らすたびにコートサイドで応援してた女子部から黄色い悲鳴があがる。
試合はダブルスコアで勝った。
翌週末、試合会場に行くと哲がファンからタオルやらの差し入れを貰ってた。
「哲ぅ~、相変わらずモテモテやなぁ?」
哲に冷やかしを入れながら体育館入口に向かう。
「久保くん!?」
名前を呼ばれて振り返ると他校の制服の女子ふたり。
「あ、あの、これ…良かったら使って下さいっ!」
女子のひとりが紙袋を渡してくる。
「あ、ど、ども…」
女子はオレに紙袋をわたすと2人してキャアキャア言いながら駆け出していった。
「陵く~ん? 人のコトいわれへんなぁ!?」
哲が声をかけてくる。