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You were born to be mine 外伝
第1章 高校生活
結局、その日はウチに帰って宿題そっちのけで手紙と格闘することに……
翌朝、学校行く途中で投函した。

朝の自主練を終えて着替えて教室に向かう途中でユウに会った。


「おはよ、陵。」

「おはよう。」

「これ。」


ユウから巾着袋を渡される。


「何これ?」

「……お弁当……」

「!!!」

「陵は2限目終わりでいっつも早弁してるてミキが……そんで昼は学食たべてるやん……学食小遣いからやろ?節約出来るやん?ウチは毎日自分のと弟の弁当作ってるから一緒やし。」

「マジで??? めっちゃ嬉しいわ。」


下駄箱でユウと別れて教室に向かった。

その日の昼休み。


同じクラスのノブとミキ、それにユウとオレはいつものようにテラス席に陣取った。


「あれ? 陵、今日は昼メシ食えへんの?」

「いや、弁当……」

「さっき早弁してたやん?」

「あ~! ひょっとして~?」


ユウの隣のミキがすっとんきょうな声をあげる。


「もう、ミキ、要らんこと言わんでいいって。」

「はぁ~? まさかユウの手作り弁当???」

「もう、ノブまで言わんでよ。声、大っきいんやから。」


ユウが真っ赤な顔で突っ込む。
オレはというとそのやり取りより弁当の中身が気になってた。
フタを開ける。
めっちゃ美味そう。


「どんなん、どんなん?」


ノブが横から覗きこんでくる。


「うわっ、エエなぁ~! オレもこんなん作って欲しいぃ。」

「ウッサイ、メシ食わせろや。」




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