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「ここにはよく来るんですか?」
第5章 room 03 セックスフレンド

ピンク色がやたらと多い画面に切り替わり、『愛逢村』の文字が表示された。下へスクロールすると、男性が立てた掲示板がズラリと並び、様々なメッセージを読むことができる

ニックネーム:ユウジ(37)
『既婚同時、秘密厳守で会える人妻さんいるかな?』

ニックネーム:まもる(20)
『お姉さん、僕の童貞もらって下さい』

ニックネーム:三郎(53)
『おじさん好きなJKカモン!絶倫だから何発でも出来ちゃうぜ!』

一応目的はちゃんと書いてあるけど、これで果たして女性は書き込みしてくれるのか?
客観的に見る限りでは期待できないように思う。目的だけを簡潔過ぎて、具体的なイメージが見えてこない。以前の俺もこういった書き込みをしていた。今ならもっと、自分の思っている事を書いてアピールする。そうしないと、読まれてもスルーされて終わりな気がする
俺は画面をどんどん下にスクロールさせて観察する

「……ん?」

思わず指を止めた
女性が立てた掲示板を発見したからだ
掲示板は男性が立てたものが9割以上だが、中には女性が立てたものもある。ただ、風俗嬢の客探しといった業者だったり、ネカマや悪戯なの場合もある

ニックネーム:江利香(23)
『エッチが上手な人と会いたいです』

極めてシンプルなメッセージだ。男性が立てた掲示板でこのメッセージなら、ほぼ無視されているだろう。だが、女性の場合だとそうならないのが出会い系の面白いところだ
メッセージの右隣に、この掲示板に対して書き込みされた数が表示されている。俺はその数字を見て驚き、声を上げた

「え、78件!?」

ものすごい書き込み数だ
男性の掲示板ならありえない数字だろう
これだけの数、目を通すのも大変だ。掲示板を立てた本人は、全て見るのも、好きな書き込みに対してだけ返事するのも自由だ
女性の掲示板ってすごい事になるんだな……、と思いながら、俺は自分の掲示板を用意し始めた
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