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「ここにはよく来るんですか?」
第8章 room04 智恵(後編)
智恵は約3年前から愛逢村を利用していて、その中で、確実に良かったと言える出会いは2件あったそうだ
1件目はSM系のプレイを得意とする男性との出会いで、主に縄で縛られ、様々なおもちゃでせめてイかせてくれるらしい
2件目はとにかく巨根の持ち主で、今まで出会った男性の中で1番の長さをしているのだとか。ただ、あまりの大きさに痛くなってしまう事が多いのが玉に瑕だという
逆に言えば、それ以外はほぼハズレと言っていいものばかりなのだろう
智恵は特に変わった性癖がある訳でもなく、ヤリマンを自称している割にノーマルな感じがしていたが、縛られるのはどうやら好きみたいで、SM系に興味があるようだった
「私はMやから、ちょっとS気がある男の人の方が惹かれるねん」
智恵に言わせれば、俺も十分S気があるらしい
彼女にとって大事なポイントは、男がS気質である事と、巨根のである事の二つ、後はSEXの相性が良ければ完璧との事だ
「何が一番ダメかって、やっぱりおちんちんが小さいのが一番ダメかな」
「小さいって、どれくらい?」
少し考えると、智恵は右手で俺のペニスに触れた。先程一発目を射精し、今は半勃ち程度の大きさだった
「もうおっきくなりかけてる……、すごいねぇ。タカくんのおちんちんに比べたら、この状態の半分以下くらいの大きさとか何人もいたよ」
「半分?勃起してそんな大きさ……?」
この半勃起状態の半分って、めちゃくちゃ小さいじゃないか……、それは確かにハズレと言われても仕方ないだろう
そのサイズだと、女性を気持ち良くさせることは難しいのかもしれないし、自分で自信持てないかもしれないなぁ……
「他と比べて大きいか小さいかってわからないから、小さいくせに『俺の大きいよ!』って言ってる男の人多いよ」