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あかりと沙織
第7章 沙織23歳、牝犬銀行員として・・・
沙織は電車に乗って指定されたY駅に向かっていた。
沙織は、まだ着たことのない真新しいの薄紫色に花柄を纏った膝丈位のノースリーブのワンピースを身につけ、下着は引き出しにしまっていつ着るかもわからないと思っていた濃い紫のペアのレースを履いていた。
スマホに顔を映して自分の顔を見る。
(化粧こくないかな?・・・)と考えている自分に気づきハッとする。
(会いたくないはずなのに何考えているだろう・・・・下着だってみられること想像しているし・・・すぐに脱がされちゃうかもしれないのに・・・違う、違う・・・)
周りの乗客は、必死に何かと格闘しては首を振っている美女をチラ見している。
男の乗客の何人かは時折ため息をついている美女を見て、余りの美しさに同じようにため息をついていた。
「次はY駅・・・」
「えっ?」
電車のアナウンスによって、自分が思うよりも早く目的地に到着してしまった事を知り、沙織は小さく声を出した。

沙織は少し重い足取りで駅のホームに降りた。
ラッシュアワーにも関わらず、駅では数人の乗客が降りただけの寂しい感じの駅だ。
改札を出ると、民家もまばらのお店を探すのにも苦労するような駅だった。
沙織は南と初めて待ち合わせした時のことを思い出していた。
(南先生と初めて駅で待ち合わせした時以来だな・・・こんな不安でドキドキしているのに・・・あぁっ、きっと少し濡れてる・・・)
沙織は、スマホを取り出し、地図アプリを見ながら指定の公園に向かった。

駅から10分程度で公園に着く。
沙織は、人気のない公園にベンチを見つけ、そこに座る。
(・・・こんな所に一人でいたら、襲われてしまうかも・・早く来てください・・・あっ、それでも襲われるか・・・違う、違う・・・)
沙織は落ち着かない気持ちで頭の中で妄想駆け巡らせていると、一人の男が沙織の方に近づいてきた。

沙織は思わず下を向く。
「東條沙織さんですか?」
男の問いかけに沙織は下を向いたまま動かない。
「沙織さんですか?」
男はさっきよりも少し大きな声で問いかけた。

「・・・はいっ」
沙織は、瞬間的に声をあげ、上を見上げ男性をみる。

「南先生?・・・」
南に似ていた。容姿が似ているというわけではない。だが、雰囲気が似ているのだ。
沙織は直感した。
(・・・沙織は、この人の奴隷になるんだ・・・)
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