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エンドレスサマー
第10章 初体験
 舌先で美香の淫汁を掬い取る。すると美香の体が捩れた。
 冷蔵庫の隅に食べ頃を過ぎても放置されていたチーズのような味と匂いが、私の舌の上にのった。無味無臭なんて食べ物より遥かにいい。
 ごくりと飲み込む。極上の味だ。好きな女の女穴から流れ出てくる淫汁。掬っては飲み込む、また掬っては飲み込む。私はそれを何度も繰り返した。舐め残しや飲み残しがないように何度も何度も舌を動かした。
 不思議な気がする。こういう作業は疲れを感じない。私の舌は美香のおま×こから溢れ出てくる女汁を休むことなく永遠に掬い取ることができる。
「先生、まじでやばい」
「やばい?」
「めちゃくちゃ気持ちいいい。どうしよう?」
「スケベ」
「先生のばか」
「美香」
「何?」
「挿れたくなった。いいか?」
「挿れるって。先生のおちんちん?」
「ああ。僕のおちんちんを美香のおま×こに挿れる。いいか?」
「……うん、でも……」
「でも、何?」
「怖い。痛そうだし」
「痛そう?」
「うん、だって先生のこんなに大きなおちんちんが私のおま×こになんて……無理」
「じゃあ止めにするか。僕は美香が高校を卒業するまで待つよ」
 私と美香は、美香が高校を卒業した後、籍を入れることを約束した。その時私は教師を辞める。
「それでいいの?」
「いいさ」
「ここまで来たのに?」
「ここまで来て美香とお風呂に入ったよ。美香の裸も見れたし。僕は大満足」
「そう? でも、でも……」
 そう言うと美香は体を起こした。
「でも……何?」
「ここまで頑張る」
 美香は僕のペニスを指さした。人差し指の先は鬼頭に向かっていた。
「ここまで挿れるてもいいということか?」
「うん」
 美香は頷いた。
 男性器図鑑なるものがこの世にあるのかどうかはわからない。仮にあったとしてもそれを手に取って眺めるような趣味は私にはない。大きいのか小さいのか、自分の性器は他人と比べて形が歪ではないか? 調べようにもその手段はない。
 しかし、そうではあっても私の亀頭は陰茎部分よりも遥かに大きいということは自分でもわかる。カリ首がキノコ狩りをしている収穫者をひきつけるような見事なキノコの傘のようになっている。
 何が言いたいのかと言うと、一番の難関作業は私の亀頭を美香の膣口にねじ込むことなのだ。
 痛がる美香の表情が目に浮かんだ。
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