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エンドレスサマー
第11章 レオタード

美香の体を乗っ取った獣に美香を取られたくない。私は美香にキスをした。すると美香は顔をしかめた。キスどころではない。今は右手の人差し指と中指でいきたいの。だから邪魔しないで。美香は私そうに訴えているのだ。美香がいこうとしているとき、私は空気なのだ。
あなたは不要よ。今は人差し指と中指が私の宝物。美香に憑りついた性神は私を払いのけた。本当に性神から遠のけられたのだろうか? 私を払いのけたのは性神なんかではなく、美香自身なのではないだろうか? 疑念そして不安が私に襲い掛かる。
私の気持ちを見透かしたのか、美香の人差し指と中指は私を挑発するようにして動く。レオータードに指が隠れているせいもあるかもしれないが、指の動きはとても大胆だ。心なしかレオタードの濡れて変色している部分も面積が大きくなったような気がする。
そのときだった。
「うう……」
美香の口から小さな喘ぎ声が漏れた。
「気持ちいいのか?」
私は美香にそう訊ねた。
「えっ?」
美香がとぼけるのがわかった。
「気持ちいいのか訊いているんだ。気持ちいいんだろ?」
「……ちょっと」
「何がちょっとだよ。体は正直だよな。おま×こ弄ってる手が止まらないじゃないか。美香はスケベな女なんだ」
「違うもん」
否定しても美香の手の動きは止まらない。
「何が違うんだ? だったら手を動かすの止めてみろよ」
「……もうちょっとだけ。もうちょっとだけだから」
「どこが気持ちいいんだ?」
「えっ?」
美香はまたはぐらかした。
「わかってるくせに」
「わからないもん」
美香は目を瞑ったまま否定する。もちろん手は動いたまま。
「どこが気持ちいいのか訊いているんだ。言ってみろよ」
「あそこ」
「あそこって?」
「あそこはあそこ」
「だからどこなんだよ」
「最初におがつくところ」
「はぁ?」うまく美香に逃げられた。ただ、そう簡単に獲物は逃がさない.「じゃあ、おの次は?」
「多分、ま」
「まの次は?」
「ん」
「次は?」
「こ」
「続けて言ってみろよ」
「言わない」
「ふざけるなよ。おま×んこだろ」
「……」
「言え!」
声に怒気が混じった。
「おま×こ」
このまま美香がいくのを見ているのも悪くはない。ただ、それでは何だかつまらない。悪魔がまた私に囁いた。
あなたは不要よ。今は人差し指と中指が私の宝物。美香に憑りついた性神は私を払いのけた。本当に性神から遠のけられたのだろうか? 私を払いのけたのは性神なんかではなく、美香自身なのではないだろうか? 疑念そして不安が私に襲い掛かる。
私の気持ちを見透かしたのか、美香の人差し指と中指は私を挑発するようにして動く。レオータードに指が隠れているせいもあるかもしれないが、指の動きはとても大胆だ。心なしかレオタードの濡れて変色している部分も面積が大きくなったような気がする。
そのときだった。
「うう……」
美香の口から小さな喘ぎ声が漏れた。
「気持ちいいのか?」
私は美香にそう訊ねた。
「えっ?」
美香がとぼけるのがわかった。
「気持ちいいのか訊いているんだ。気持ちいいんだろ?」
「……ちょっと」
「何がちょっとだよ。体は正直だよな。おま×こ弄ってる手が止まらないじゃないか。美香はスケベな女なんだ」
「違うもん」
否定しても美香の手の動きは止まらない。
「何が違うんだ? だったら手を動かすの止めてみろよ」
「……もうちょっとだけ。もうちょっとだけだから」
「どこが気持ちいいんだ?」
「えっ?」
美香はまたはぐらかした。
「わかってるくせに」
「わからないもん」
美香は目を瞑ったまま否定する。もちろん手は動いたまま。
「どこが気持ちいいのか訊いているんだ。言ってみろよ」
「あそこ」
「あそこって?」
「あそこはあそこ」
「だからどこなんだよ」
「最初におがつくところ」
「はぁ?」うまく美香に逃げられた。ただ、そう簡単に獲物は逃がさない.「じゃあ、おの次は?」
「多分、ま」
「まの次は?」
「ん」
「次は?」
「こ」
「続けて言ってみろよ」
「言わない」
「ふざけるなよ。おま×んこだろ」
「……」
「言え!」
声に怒気が混じった。
「おま×こ」
このまま美香がいくのを見ているのも悪くはない。ただ、それでは何だかつまらない。悪魔がまた私に囁いた。

