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言葉に出来ない
第7章 I LOVE YOU〜亮平
「可愛い部屋だね?」と言った俺の声は、
ちょっと上ずってしまっていて、カッコ悪かった。


「あの…お風呂は、大きい浴室にしますか?
ここにも小さいけど、ありますが…」
と訊かれて、

「えっ?
ここにもあるんだ。
シャワーとかで良いから、
ここの、借りようかな?
美由ちゃんは?」と言うと、

「私は今日は、
早めに入浴しましたから、
亮平さん、どうぞ?
お湯、貯めてきますね?」と、
小さいドアの向こうに消えてしまった。


着替えをバッグから出して、
追い掛けるようにそのドアに入ると、
花が飾られた洗面所兼脱衣所になっていて、
その奥の浴室には、猫脚のついたバスタブがあった。

うっ。
なんか、可愛いぞ。

と思った。

シャワーや蛇口も、
金色の装飾的なもので、
無骨なよくあるTOTOとかのではなかった。


「二人で入るには、狭いかな?」と、
わざと戯けて言うと、
美由ちゃんは頬を紅くしながら、

「そうですね?」と言って、
俺の傍をすり抜けながら、

「タオルはこちらです。
脱いだものや使ったタオルは、
こちらのカゴに入れてくださいね?」と言って、
ドアから出てしまった。


俺は気恥ずかしくなるほど、
女子っぽい浴室で、
良い匂いのする入浴剤やらシャンプーの香りに包まれて、
のんびりさせて貰った。


髪を乾かして、
置いてあった新品の歯ブラシで歯を磨いて部屋に戻ると、
落ち着いた間接照明になっていた。


俺はかなり緊張して、
唾を呑み込んだら、
喉が音を立ててしまって、
なんだか気恥ずかしくなってしまった。



美由ちゃんはカウチソファに座っていた。

前に借りたお父様のパジャマみたいに、
仕立てと素材が良さそうな紺色の無地のパジャマ姿で、
なんだか、とても可愛らしかった。
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