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言葉に出来ない
第9章 言葉にできない〜亮平
「あっ…あっ…ダメ…。
亮平さん、そこ…んっ…」
何処に触れても、
俺が何をしても、
美由ちゃんは声を上げて、
涙目になりながら震えてくれる。
ダメになるのは俺の方で、
いつも翻弄されてしまっている気がする。
初めて会った時の、
儚くて不安そうな泣き顔も、
優しい笑顔も、
時々、俺を叱咤激励してくれる顔も、
学会やパーティーで周りの人を感心させてしまう堂々とした表情も、
全部、美由ちゃんだ。
本当は中学の時に既に出会っていたのに、
そのことにも気が付かなかったけど、
美由ちゃんに会えて本当に良かったと、
毎日、思えた。
でも、それ、
恥ずかしくて言葉に出来ないから、
その分、たくさん、気持ち良くさせてあげようと思って、
今夜も死ぬ程、頑張ろうと思いながら、
バスタブにお湯を貯めている。
「亮平さん?
どうしたの?」と、
背中から声を掛けられて、
ゆっくり振り返る。
アメリカの西海岸の生活にすっかり馴染んできたみたいで、
日本に居る時よりラフで、
少し肌を出しているけど、
やっぱり何処か上品で慎ましさを感じるなと思った。
亮平さん、そこ…んっ…」
何処に触れても、
俺が何をしても、
美由ちゃんは声を上げて、
涙目になりながら震えてくれる。
ダメになるのは俺の方で、
いつも翻弄されてしまっている気がする。
初めて会った時の、
儚くて不安そうな泣き顔も、
優しい笑顔も、
時々、俺を叱咤激励してくれる顔も、
学会やパーティーで周りの人を感心させてしまう堂々とした表情も、
全部、美由ちゃんだ。
本当は中学の時に既に出会っていたのに、
そのことにも気が付かなかったけど、
美由ちゃんに会えて本当に良かったと、
毎日、思えた。
でも、それ、
恥ずかしくて言葉に出来ないから、
その分、たくさん、気持ち良くさせてあげようと思って、
今夜も死ぬ程、頑張ろうと思いながら、
バスタブにお湯を貯めている。
「亮平さん?
どうしたの?」と、
背中から声を掛けられて、
ゆっくり振り返る。
アメリカの西海岸の生活にすっかり馴染んできたみたいで、
日本に居る時よりラフで、
少し肌を出しているけど、
やっぱり何処か上品で慎ましさを感じるなと思った。