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言葉に出来ない
第1章 突然の出会いは進展もなし〜亮平
自分のデスクに戻ってカルテを整理してパソコンに入力したり、
雑務をこなしながら、
ふと気になって「あんぷさんきら」を調べてみた。


そうか。
餡子が入った麩饅頭で、
山帰来の葉っぱに包まれているから、
あんぷさんきらって言うのか。

名前なんて、気にしたことなかったなと思いながら、
彼女が「懐かしい」って言ってたのを思い出して、
懐かしいってどういう意味なのかなとふと考えたりした。


そして、明日もまた、少しは会えるけど、
週末終わって月曜辺りには祖母の再度精密検査をして、
退院になる。


そしたら、もう会えなくなるのか。


なんか、もっと近づけないのか?


そう思いながら、
彼女の祖母の血液検査の数値やMRIの画像を真剣に確認した後、
溜息をついて、帰宅することにした。


流石にナースステーションの前を通って病室にはもう行けないし、
きっと優しい彼女は、
夕食とかも付き添って、
面会時間ギリギリまで病室に居るだろうけど、
残業して待ってて、送って行くのも不自然すぎる。


帰宅して、夜、自宅近辺をランニング?

いや、不審者かストーカーみたいに思われそうだ。



俺は上手い手も考えられないまま、
帰宅して、シャワーを浴びた。


そして、翌日のオペの予習を兼ねて、
カルテや画像を確認しながらシュミレーションをした。


気づくと腹が減っていたので、
ペットボトルのお茶を飲みながら持ち帰った麩饅頭を3個食べた。


彼女も夕食か夜食に、同じのを食べてると思ったら、
嬉しくなってしまった。


明日も午後、会える。



そう思いながら、
その日はストンと眠りについた。
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