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言葉に出来ない
第2章 これって好きってこと?〜美由
先に歩き始める高木先生は身長のせいか私より足が早くて、
少し慌ててついて行こうとすると、
急に立ち止まるので背中にぶつかってしまった。


「あ。
ごめん。
ちょっと待って?」と言うと、
ロータリーに面した処にある小さなお花屋さんに入って、
何かを手に出て来ると、

「これ。
待たせちゃったお詫びに。
一番可愛かったから」と言って、
鈴蘭のブーケを私に手渡してくれた。


「良い香り!
この季節だけのお花だから嬉しいです」と言うと、
高木先生は照れ臭そうにプイと横を向いてしまって、
また、スタスタと歩き始める。


慌てて小走りでついて行こうとして、
躓きそうになると、
振り返って、

「ごめん。
俺、足が速くて…」と言って手を差し伸べてくれる。


そっと手を出してみると、
優しく手を繋いでくれて、

「ゆっくり歩くね?」と言われて、
恥ずかしくなってしまって、
耳が紅くなってる気がした。



駐車場に入ると、
ドアを開けてくれて、
助手席に乗せて貰う。


エンジンを掛けると、

「病院臭くてごめん。
シャワーも浴びてなくて」と言うので、

「だって、お仕事の後ですもの。
日曜日のランチにすれば良かったですね?
急な残業だったんでしょう?」と笑うと、
そっと頷いてから、
静かに車を出した。
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