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言葉に出来ない
第2章 これって好きってこと?〜美由
「今日はゆっくり食べるようにするね?
おしゃべりしながら…」と言って、
本当にこの前と違ってゆっくり食べてくれるのが良く判った。
「今日は急患でも?」と訊くと、
本当にその通りで、
しかも緊急手術になってしまって、
連絡も出来なかったと言っていた。
「そうかな?と思ってたので…」と言うと、
「まさか、こんなに遅くまで待ってくれていると思わなくて。
怒って帰ってしまったと覚悟してた」と真剣な顔で言った。
「そんなことじゃ、怒りませんよ?
最初は、私が14時と4時を間違えたかと思ったの」と言うと、
キョトンとした顔をする。
「その後ね。
私がメールに返信してなかったから、
お約束が成立してなかったのかな?って考えて…。
でも、一番妥当なのは、
急患かなって…」
「本当にごめん」
「でも、お仕事だから仕方ないでしょう?
それより、途中で車の事故じゃないかなんてことも考えちゃった」
と言うと、
「やっぱり、仕事がない日曜日にすれば良かったね?
1日でも早く会いたくてさ」と済まなそうに言うので、
「えっ?」と小さい声を上げてしまう。
「メインの料理だね?
次は何を飲む?」と訊かれて、
目でソムリエさんを呼んでみる。
「お車だから、
何かお料理に合うノンアルコールなモノ、
ありますか?」と訊くと、
ワイナリーで作っている、
ワインと同じ葡萄から作るジュースを勧めてくださるので、
それを白ワイン用のグラスに注いで貰った。
「亮平さんは、普段もお酒、
召し上がらないんですか?」と訊くと、
「翌日、仕事の時は飲まない。
それに、急患が入ることもあるから、
あんまり飲まないかな?
若い頃は結構、飲んだけど…」
「若い頃?
そういえば、亮平さん、
おいくつなんですか?」と訊いた。
「32歳だよ。
誕生日きたら、33歳。
美由さんは?
あ、ごめん。
女性に年齢、訊いたらダメだよな」
と、頭を掻いた。
「お誕生日はいつですか?」
「7月だよ。
七夕の日…」
「えっ?
同じ日です。
偶然ですね?」と言うと、
高木先生も驚いた顔をした。
おしゃべりしながら…」と言って、
本当にこの前と違ってゆっくり食べてくれるのが良く判った。
「今日は急患でも?」と訊くと、
本当にその通りで、
しかも緊急手術になってしまって、
連絡も出来なかったと言っていた。
「そうかな?と思ってたので…」と言うと、
「まさか、こんなに遅くまで待ってくれていると思わなくて。
怒って帰ってしまったと覚悟してた」と真剣な顔で言った。
「そんなことじゃ、怒りませんよ?
最初は、私が14時と4時を間違えたかと思ったの」と言うと、
キョトンとした顔をする。
「その後ね。
私がメールに返信してなかったから、
お約束が成立してなかったのかな?って考えて…。
でも、一番妥当なのは、
急患かなって…」
「本当にごめん」
「でも、お仕事だから仕方ないでしょう?
それより、途中で車の事故じゃないかなんてことも考えちゃった」
と言うと、
「やっぱり、仕事がない日曜日にすれば良かったね?
1日でも早く会いたくてさ」と済まなそうに言うので、
「えっ?」と小さい声を上げてしまう。
「メインの料理だね?
次は何を飲む?」と訊かれて、
目でソムリエさんを呼んでみる。
「お車だから、
何かお料理に合うノンアルコールなモノ、
ありますか?」と訊くと、
ワイナリーで作っている、
ワインと同じ葡萄から作るジュースを勧めてくださるので、
それを白ワイン用のグラスに注いで貰った。
「亮平さんは、普段もお酒、
召し上がらないんですか?」と訊くと、
「翌日、仕事の時は飲まない。
それに、急患が入ることもあるから、
あんまり飲まないかな?
若い頃は結構、飲んだけど…」
「若い頃?
そういえば、亮平さん、
おいくつなんですか?」と訊いた。
「32歳だよ。
誕生日きたら、33歳。
美由さんは?
あ、ごめん。
女性に年齢、訊いたらダメだよな」
と、頭を掻いた。
「お誕生日はいつですか?」
「7月だよ。
七夕の日…」
「えっ?
同じ日です。
偶然ですね?」と言うと、
高木先生も驚いた顔をした。