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言葉に出来ない
第2章 これって好きってこと?〜美由
「私のケーキも、一口、味見してみますか?」と言うと、
嬉しそうに頷く。
ナイフで切って、フォークに乗せてお皿の端に置くと、
「食べさせてくれるのかと思った」と言うので、
紅くなってしまった。
「俺のも味見する?」と言うので、
「全部、食べたことあるから大丈夫です」と答えると、
少しがっかりした顔をして、
「あ〜んって、
食べさせたかったのに」と真顔で言った後、
二人で笑ってしまった。
ペロリと3個、ケーキを食べた後、
「まだ食べれるけど、
次回の楽しみにしようかな?」と言って、
「会計を!」とフロアにいるスタッフさんに声を掛けて、
カードを出してお会計をしていた。
「夜、走らなきゃいけないかな?
いや、今夜は眠たくなりそう」と言うので、
「毎日、走ってるんです?」と訊くと、
「うん。
毎朝、仕事行く前に走ってるよ。
美由さんの家の近くの公園で折り返して戻る感じ。
夜、走ることもあるよ」と言った。
「あら。
朝なら、私も大抵、その公園に犬のお散歩に行ってるけど、
お会いしたことないですね?」
「そうだね。
あっ!そうだ!
明日の朝、公園で朝デートしようか?
でも、俺、ジャージ姿だからな」
「私もジャージで行きましょうか?
でも、ジャージ、持ってないですけど」
「何時頃、散歩に行くのかな?」
「この季節は6時とか6時半ごろです」
「じゃあ、明日も会えるかな?」と言って立ち上がって椅子を引いてくれると、
お店を後にした。
出入り口では、
お店のマダムがニッコリ微笑んで、
「また、いらしてくださいね?」と先生に言って、
私には、
「大奥様には内緒にしておきますね?」とチャーミングなウィンクをした。
車に乗る時も、ドアを開けてくれてから、
自分も乗り込んで、
「遅いし、暗いから、
送るね?」と言った。
嬉しそうに頷く。
ナイフで切って、フォークに乗せてお皿の端に置くと、
「食べさせてくれるのかと思った」と言うので、
紅くなってしまった。
「俺のも味見する?」と言うので、
「全部、食べたことあるから大丈夫です」と答えると、
少しがっかりした顔をして、
「あ〜んって、
食べさせたかったのに」と真顔で言った後、
二人で笑ってしまった。
ペロリと3個、ケーキを食べた後、
「まだ食べれるけど、
次回の楽しみにしようかな?」と言って、
「会計を!」とフロアにいるスタッフさんに声を掛けて、
カードを出してお会計をしていた。
「夜、走らなきゃいけないかな?
いや、今夜は眠たくなりそう」と言うので、
「毎日、走ってるんです?」と訊くと、
「うん。
毎朝、仕事行く前に走ってるよ。
美由さんの家の近くの公園で折り返して戻る感じ。
夜、走ることもあるよ」と言った。
「あら。
朝なら、私も大抵、その公園に犬のお散歩に行ってるけど、
お会いしたことないですね?」
「そうだね。
あっ!そうだ!
明日の朝、公園で朝デートしようか?
でも、俺、ジャージ姿だからな」
「私もジャージで行きましょうか?
でも、ジャージ、持ってないですけど」
「何時頃、散歩に行くのかな?」
「この季節は6時とか6時半ごろです」
「じゃあ、明日も会えるかな?」と言って立ち上がって椅子を引いてくれると、
お店を後にした。
出入り口では、
お店のマダムがニッコリ微笑んで、
「また、いらしてくださいね?」と先生に言って、
私には、
「大奥様には内緒にしておきますね?」とチャーミングなウィンクをした。
車に乗る時も、ドアを開けてくれてから、
自分も乗り込んで、
「遅いし、暗いから、
送るね?」と言った。