この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
言葉に出来ない
第3章 愛の中へ〜亮平
「えっ?」と美由ちゃんの可愛らしい唇が、
少し驚いた声を出して、身体が強張るのを感じたのか、
カールがスクっと立ち上がって、
俺の方を観たかと思うと俺の膝に前脚を乗せた。
ヤバい。
俺、カールに喉を喰い千切られるのかな?
と、ぼんやり考えていると、
美由ちゃんが優しい声で、
「カール…?」と呼ぶ。
カールは俺の顔を観てから、
徐に顔をペロペロと舐める。
「カール、ダメよ。
Stop!
Sit down!」
と言われて、
カールはゆっくり俺から降りて美由ちゃんの前にお座りをした。
美由ちゃんは持っていた小さいバッグから何かを取り出して、
カールを褒めてから、
それを掌に載せて食べさせた。
「亮平さん、大丈夫ですか?
カールったら、
亮平さんのこと、好きみたいね?」と、
タオルハンカチでそっと俺の顔を拭いてくれる。
「いや…。
キスしたいって言ったけど、
まさか、カールにキスされるとは…」と言うと、
美由ちゃんは頬と耳を紅くして恥ずかしそうに下を向いた。
「変なこと言ってごめん。
唇が、その…。
可愛いなと思って。
付き合ってる訳でもないのに、
そんなこと言うなんて、
失礼だよな」と、頭を掻いた。
「そうですね?
付き合ってる訳ではないですから…ね?」
「じゃあさ、
俺と付き合ってくれる?」
「えっ?」
「こんな処で言われるんじゃ、嫌かな?」
少し驚いた声を出して、身体が強張るのを感じたのか、
カールがスクっと立ち上がって、
俺の方を観たかと思うと俺の膝に前脚を乗せた。
ヤバい。
俺、カールに喉を喰い千切られるのかな?
と、ぼんやり考えていると、
美由ちゃんが優しい声で、
「カール…?」と呼ぶ。
カールは俺の顔を観てから、
徐に顔をペロペロと舐める。
「カール、ダメよ。
Stop!
Sit down!」
と言われて、
カールはゆっくり俺から降りて美由ちゃんの前にお座りをした。
美由ちゃんは持っていた小さいバッグから何かを取り出して、
カールを褒めてから、
それを掌に載せて食べさせた。
「亮平さん、大丈夫ですか?
カールったら、
亮平さんのこと、好きみたいね?」と、
タオルハンカチでそっと俺の顔を拭いてくれる。
「いや…。
キスしたいって言ったけど、
まさか、カールにキスされるとは…」と言うと、
美由ちゃんは頬と耳を紅くして恥ずかしそうに下を向いた。
「変なこと言ってごめん。
唇が、その…。
可愛いなと思って。
付き合ってる訳でもないのに、
そんなこと言うなんて、
失礼だよな」と、頭を掻いた。
「そうですね?
付き合ってる訳ではないですから…ね?」
「じゃあさ、
俺と付き合ってくれる?」
「えっ?」
「こんな処で言われるんじゃ、嫌かな?」