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言葉に出来ない
第3章 愛の中へ〜亮平
美由ちゃんは、少し困った顔をしてるように見えて、
胸が痛くなる。
これ、フラれる流れなのか。
カールがまた、立ち上がるから、
俺も立ち上がって、
美由ちゃんの手からリードをそっと取り上げるようにして、
「ちょっと、カール貸して?
一周、走ってくるから。
ほら!
カール、男同士で勝負だ!
行くぞ!」と言って、
軽くリードを引いて走り出した。
徐々にスピードを上げて走る。
でも、人が少ない時間帯だから、
美由ちゃんが見えるように、
一周走ると、
カールも力強く走るので、
思わず途中からガチになって走ると、
息が切れてしまいそうになって、
美由ちゃんの処に戻った。
「流石だな?
負けそうになったよ。
水、飲んでくるか?」とカールに言って、
水飲み場で顔を洗ってから、
手の平に水を入れて何度もカールに水をあげてると、
美由ちゃんが心配そうに近づいて来る。
「亮平さん、大丈夫ですか?」と言うと、
カールが身体を振るわせるので、
水飛沫が飛び散って、
美由ちゃんの服にも掛かると、
美由ちゃんは楽しそうに笑った。
「こんなスピードで走ったのは、
高校の部活以来かな?」と言うと、
「私とじゃ、早く走れないから、
カールも物足りなくて、
今日は嬉しかったのかも!」と言った。
「ああ、腹減ってきた。
どこかで、朝飯、食べようか?
カフェの外テラスとかないかな?」と言うと、
美由ちゃんは頷いて笑った。
カールのリードをそのまま俺が持つと、
恥ずかしそうに美由ちゃんが俺の手をそっと握ってくれる。
俺はちょっドキドキしながら、
指先を絡ませるようにすると、
俺を見上げて笑顔を見せてくれた。
YES
ってことだよな?
と思って、思わずギュッと力を入れると、
恥ずかしそうに握り返してくれる。
のんひり駅方向に歩いて、
外にテラス席があるカフェに入って、
モーニングみたいなものを頼んだ。
「これなら、私の家で食べれば良かったかしら?」と、
プレートを見て美由ちゃんが言うけど、
「いやいや。
初めて家に行くなら、
ジャージじゃなくて、
ちゃんとジャケットかスーツ着て行くよ。
お祖母様が見て、
ジャージ姿じゃ、誰かと思うでしょ?」と笑うと、
美由ちゃんも楽しそうに笑った。
胸が痛くなる。
これ、フラれる流れなのか。
カールがまた、立ち上がるから、
俺も立ち上がって、
美由ちゃんの手からリードをそっと取り上げるようにして、
「ちょっと、カール貸して?
一周、走ってくるから。
ほら!
カール、男同士で勝負だ!
行くぞ!」と言って、
軽くリードを引いて走り出した。
徐々にスピードを上げて走る。
でも、人が少ない時間帯だから、
美由ちゃんが見えるように、
一周走ると、
カールも力強く走るので、
思わず途中からガチになって走ると、
息が切れてしまいそうになって、
美由ちゃんの処に戻った。
「流石だな?
負けそうになったよ。
水、飲んでくるか?」とカールに言って、
水飲み場で顔を洗ってから、
手の平に水を入れて何度もカールに水をあげてると、
美由ちゃんが心配そうに近づいて来る。
「亮平さん、大丈夫ですか?」と言うと、
カールが身体を振るわせるので、
水飛沫が飛び散って、
美由ちゃんの服にも掛かると、
美由ちゃんは楽しそうに笑った。
「こんなスピードで走ったのは、
高校の部活以来かな?」と言うと、
「私とじゃ、早く走れないから、
カールも物足りなくて、
今日は嬉しかったのかも!」と言った。
「ああ、腹減ってきた。
どこかで、朝飯、食べようか?
カフェの外テラスとかないかな?」と言うと、
美由ちゃんは頷いて笑った。
カールのリードをそのまま俺が持つと、
恥ずかしそうに美由ちゃんが俺の手をそっと握ってくれる。
俺はちょっドキドキしながら、
指先を絡ませるようにすると、
俺を見上げて笑顔を見せてくれた。
YES
ってことだよな?
と思って、思わずギュッと力を入れると、
恥ずかしそうに握り返してくれる。
のんひり駅方向に歩いて、
外にテラス席があるカフェに入って、
モーニングみたいなものを頼んだ。
「これなら、私の家で食べれば良かったかしら?」と、
プレートを見て美由ちゃんが言うけど、
「いやいや。
初めて家に行くなら、
ジャージじゃなくて、
ちゃんとジャケットかスーツ着て行くよ。
お祖母様が見て、
ジャージ姿じゃ、誰かと思うでしょ?」と笑うと、
美由ちゃんも楽しそうに笑った。