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言葉に出来ない
第3章 愛の中へ〜亮平
「日曜日はお休みなのかな?
どんなことして過ごしてるの?」と訊くと、
美由ちゃんは口を少し尖らせるようにする。
「フリーランスっていうのかしら?
依頼されて翻訳する仕事を家でしているので、
その締切によって、お休みの日は左右されるから…。
だから、平日も日曜日も同じようなパターンです。
朝と夕方、夏は結構早朝と夜に、カールのお散歩行って、
食材のお買い物に出ることも時々あるけど、
それ以外はデスクに向かって翻訳してるか、
趣味の針仕事してる感じです。
以前は通訳のお仕事も受けてましたけど…」と、
最後に暗い顔をするから、
少しアワアワしてしまう。
「英語で?」
「はい。
英語で。
日常会話だけなら他の言語もいくつかは…」と笑う。
「凄いな。
じゃあ、美由ちゃん…、じゃなくて、
美由さんと一緒なら、
何処でも安心だね?」と言うと、
恥ずかしそうな顔をして下を向いてしまった。
「なんの翻訳してるの?
小説とかかな?」
「いえ。
殆どが専門書とか、論文なんですよ?
亮平さんとご同業の先生達の…」
「えっ?
そうなんだ。
じゃあ、俺が関わった論文とか、
普段読んでる論文とかも、
翻訳してくれてるのかもな?」
「そうかもしれませんね?」
「全然、共通するモノ、ないのかと思ったけど、
結構、繋がりあるのかも」と言うと、
そっと頷いてくれる。
「今週は仕事、忙しいのかな?
帰ったら仕事しないとダメ?」
「大丈夫ですよ。
締切まで時間、ありますから」
「じゃあさ。
一回、家に帰ってシャワー浴びて小綺麗にしてくるから、
デートしてくれないかな?
昨日、あんなに待たせたから、
お詫びしたいし。
もっと話がしたいから」
そう言ってみると、
「良いですよ?」と微笑んでくれる。
時計を見て、
「1時間後に、家まで迎えに行くよ」と言うと、
にっこり微笑んで、ゆっくり立ち上がる。
「今は家まで送らなくて大丈夫かな?
歩きだと、目立つよな。
噂になるって言ってたし…」
「はい。
明るい時間だから大丈夫ですよ?」
と言われて、
カフェから途中まで一緒に歩いて、
途中で別れた。
よし!
ダッシュで帰って、
シャワーだ!
俺はウキウキした気持ちで走り出した。
どんなことして過ごしてるの?」と訊くと、
美由ちゃんは口を少し尖らせるようにする。
「フリーランスっていうのかしら?
依頼されて翻訳する仕事を家でしているので、
その締切によって、お休みの日は左右されるから…。
だから、平日も日曜日も同じようなパターンです。
朝と夕方、夏は結構早朝と夜に、カールのお散歩行って、
食材のお買い物に出ることも時々あるけど、
それ以外はデスクに向かって翻訳してるか、
趣味の針仕事してる感じです。
以前は通訳のお仕事も受けてましたけど…」と、
最後に暗い顔をするから、
少しアワアワしてしまう。
「英語で?」
「はい。
英語で。
日常会話だけなら他の言語もいくつかは…」と笑う。
「凄いな。
じゃあ、美由ちゃん…、じゃなくて、
美由さんと一緒なら、
何処でも安心だね?」と言うと、
恥ずかしそうな顔をして下を向いてしまった。
「なんの翻訳してるの?
小説とかかな?」
「いえ。
殆どが専門書とか、論文なんですよ?
亮平さんとご同業の先生達の…」
「えっ?
そうなんだ。
じゃあ、俺が関わった論文とか、
普段読んでる論文とかも、
翻訳してくれてるのかもな?」
「そうかもしれませんね?」
「全然、共通するモノ、ないのかと思ったけど、
結構、繋がりあるのかも」と言うと、
そっと頷いてくれる。
「今週は仕事、忙しいのかな?
帰ったら仕事しないとダメ?」
「大丈夫ですよ。
締切まで時間、ありますから」
「じゃあさ。
一回、家に帰ってシャワー浴びて小綺麗にしてくるから、
デートしてくれないかな?
昨日、あんなに待たせたから、
お詫びしたいし。
もっと話がしたいから」
そう言ってみると、
「良いですよ?」と微笑んでくれる。
時計を見て、
「1時間後に、家まで迎えに行くよ」と言うと、
にっこり微笑んで、ゆっくり立ち上がる。
「今は家まで送らなくて大丈夫かな?
歩きだと、目立つよな。
噂になるって言ってたし…」
「はい。
明るい時間だから大丈夫ですよ?」
と言われて、
カフェから途中まで一緒に歩いて、
途中で別れた。
よし!
ダッシュで帰って、
シャワーだ!
俺はウキウキした気持ちで走り出した。