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言葉に出来ない
第3章 愛の中へ〜亮平
「いきなり、指輪とか、
重いかな?
じゃあさ。
ネックレスとか、ブレスレットは?
それもダメ?
だったらお花はどうかな?
ほら。
付き合ってくださいと申し込んで、
了承してもらった記念に。
ホントは、残るモノ、プレゼントしたいけど…」と言うと、
「私…、欲しいモノって、ないんです。
こうやってのんびりご一緒出来るのが楽しいから、
それじゃダメですか?
お花も昨日、可愛い鈴蘭のブーケ、
いただいたばかりですよ?」と言われてしまう。
でも、どうしても何か形に残るモノを贈りたいと言うと、
「だったら…」と言って、食器売り場に連れていかれると、
「仕事中に使うマグカップが良いです」と言って、
楽しそうに選ぶと、
2つ用意して貰って、
それぞれをそれぞれで会計して、紙袋に入れて貰った。
「これなら、離れていても同じカップでコーヒーや紅茶、
飲めるでしょう?」と心から嬉しそうな顔をした。
アクセサリーやらバッグを強請るのが普通の女性と思っていたから、
物凄く新鮮な気持ちになった。
「でも、花はプレゼントさせて?」と言って、
香りの良い淡いピンクの薔薇を小さく纏めて貰った。
「オースチンの薔薇は、香りが大好き。
亮平さん、ありがとうございます」と言って嬉しそうに香りを嗅ぐ美由ちゃんはコドモみたいな顔をしていた。
車の中でも、幸せそうな顔で薔薇を眺めているのが可愛くて、
思わず途中で車を停めて、そっとハグして額と頬にキスをした。
瞳を閉じてる美由ちゃんの唇にも、
そっと触れるだけの口づけをすると、
美由ちゃんは少し震えているようだった。
もう一度、額にキスをして、
「美由ちゃん、ありがとう。
大切にするよ?」と囁くように言うと、
美由ちゃんはそっと頷いて、
俺にしがみつくようにして、
頬にキスを返してくれた。
美由ちゃんの甘い香りと薔薇の香りが溶け合って、
頭がクラクラしそうになって、
「遅くなるといけないから、
車、出すね?
今日は夕食の前に送るよ」と言って、
車のエンジンを掛け直した。
重いかな?
じゃあさ。
ネックレスとか、ブレスレットは?
それもダメ?
だったらお花はどうかな?
ほら。
付き合ってくださいと申し込んで、
了承してもらった記念に。
ホントは、残るモノ、プレゼントしたいけど…」と言うと、
「私…、欲しいモノって、ないんです。
こうやってのんびりご一緒出来るのが楽しいから、
それじゃダメですか?
お花も昨日、可愛い鈴蘭のブーケ、
いただいたばかりですよ?」と言われてしまう。
でも、どうしても何か形に残るモノを贈りたいと言うと、
「だったら…」と言って、食器売り場に連れていかれると、
「仕事中に使うマグカップが良いです」と言って、
楽しそうに選ぶと、
2つ用意して貰って、
それぞれをそれぞれで会計して、紙袋に入れて貰った。
「これなら、離れていても同じカップでコーヒーや紅茶、
飲めるでしょう?」と心から嬉しそうな顔をした。
アクセサリーやらバッグを強請るのが普通の女性と思っていたから、
物凄く新鮮な気持ちになった。
「でも、花はプレゼントさせて?」と言って、
香りの良い淡いピンクの薔薇を小さく纏めて貰った。
「オースチンの薔薇は、香りが大好き。
亮平さん、ありがとうございます」と言って嬉しそうに香りを嗅ぐ美由ちゃんはコドモみたいな顔をしていた。
車の中でも、幸せそうな顔で薔薇を眺めているのが可愛くて、
思わず途中で車を停めて、そっとハグして額と頬にキスをした。
瞳を閉じてる美由ちゃんの唇にも、
そっと触れるだけの口づけをすると、
美由ちゃんは少し震えているようだった。
もう一度、額にキスをして、
「美由ちゃん、ありがとう。
大切にするよ?」と囁くように言うと、
美由ちゃんはそっと頷いて、
俺にしがみつくようにして、
頬にキスを返してくれた。
美由ちゃんの甘い香りと薔薇の香りが溶け合って、
頭がクラクラしそうになって、
「遅くなるといけないから、
車、出すね?
今日は夕食の前に送るよ」と言って、
車のエンジンを掛け直した。