この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
言葉に出来ない
第3章 愛の中へ〜亮平
食事が終わると、手前の客間のような部屋で、
紅茶と手土産の焼き菓子を出してくれて、
それを食べていると、
カールがのんびり部屋に入ってきた。
カールは俺を見ると、尻尾を軽く振ってから、
上半身を一度伏せてから、
俺の膝に飛び込むようにのしかかって、
熱烈なキスをしてくれた。
「まあ。
カールとも仲良しなら、
大丈夫ね?」とお祖母様が頷いて笑った。
「一人称、俺っていうのは、
美由さんの前だけでね?
この子の両親、海外生活が長いから、
余計に日本語に厳しいの。
それと、その指輪の話は、してあるの?」と、
美由ちゃんに言った。
「はい。
お話しました」
「高木先生、古いかもしれないけど、
我が家の方針なの。
守っていただけるかしら?」と言われて、
「美由さんの嫌がることはしたくありませんので」と答えた。
「そうよ?
万が一、誓いを破ろうとしたら、
カールが喉笛、噛みちぎりますからね?」と冗談と取れないような顔でサラリと言った。
「あの。
遅くまで申し訳ありませんでした。
おまけに急に伺って、夕食までご馳走になりまして。
そろそろ、失礼します」と立ち上がって言うと、
「そう。
では、また、近々、遊びにいらしてね?」と言いながら、
立ち上がろうとするので、
「どうぞ、そのままで。
では、失礼致します」と頭を下げた。
「荒井さん、車を正面に回させて?
高木先生、ではお言葉に甘えて、
ここで失礼させていただきますね?
美由さんは、お見送りして?
カールは私と居ましょうね?」と言って、
カールに英語で指示を出していた。
美由ちゃんも立ち上がると、
「お見送りして来ますね?」と言って、
そっと部屋のドアを開けてくれた。
紅茶と手土産の焼き菓子を出してくれて、
それを食べていると、
カールがのんびり部屋に入ってきた。
カールは俺を見ると、尻尾を軽く振ってから、
上半身を一度伏せてから、
俺の膝に飛び込むようにのしかかって、
熱烈なキスをしてくれた。
「まあ。
カールとも仲良しなら、
大丈夫ね?」とお祖母様が頷いて笑った。
「一人称、俺っていうのは、
美由さんの前だけでね?
この子の両親、海外生活が長いから、
余計に日本語に厳しいの。
それと、その指輪の話は、してあるの?」と、
美由ちゃんに言った。
「はい。
お話しました」
「高木先生、古いかもしれないけど、
我が家の方針なの。
守っていただけるかしら?」と言われて、
「美由さんの嫌がることはしたくありませんので」と答えた。
「そうよ?
万が一、誓いを破ろうとしたら、
カールが喉笛、噛みちぎりますからね?」と冗談と取れないような顔でサラリと言った。
「あの。
遅くまで申し訳ありませんでした。
おまけに急に伺って、夕食までご馳走になりまして。
そろそろ、失礼します」と立ち上がって言うと、
「そう。
では、また、近々、遊びにいらしてね?」と言いながら、
立ち上がろうとするので、
「どうぞ、そのままで。
では、失礼致します」と頭を下げた。
「荒井さん、車を正面に回させて?
高木先生、ではお言葉に甘えて、
ここで失礼させていただきますね?
美由さんは、お見送りして?
カールは私と居ましょうね?」と言って、
カールに英語で指示を出していた。
美由ちゃんも立ち上がると、
「お見送りして来ますね?」と言って、
そっと部屋のドアを開けてくれた。