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言葉に出来ない
第4章 愛を止めないで〜美由
「美由ちゃん、家に着いたよ?」という声が、
多分、お祖母様の処まで響いていて、
クスクス笑われてしまう。
「あ…れ…?
まだ客間なのかな?」
「はい」
「じゃあ、あんまり長電話しない方が良いかな。
明日もカールの散歩、行くよね?
ちょっとだけでも会いたいけど、
迷惑かな?」
「そんなこと、ありません」
「じゃあ、今朝と同じ辺りでね!
お祖母様に宜しくお伝えください。
それと、荒井さんにも!
多分、車内のマットとかも、掃除してくれてた。
砂とか、綺麗になってたから。
美由ちゃん、おやすみ」と言うので、
私も慌てて、
「今日はありがとうございました。
おやすみなさい」と言って、
そっと電話を切った。
「ハキハキしていて、
美由さんがおっとりしてるから、
丁度良いんじゃないかしら?」とお祖母様は笑うと、
「さ。
そろそろ寝るわね?
明日の朝もデートなんでしょう?
そのうち、朝食しに、
ここにいらっしゃると良いわね?
では、おやすみなさい」と言って、優雅に立ち上がって部屋を後にした。
私は、少し考えてキッチンに行くと、
ご飯の炊き上がり時間をいつもより1時間早くセットし直してから、
自室に戻った。
流石に朝食にお誘いするのもどうかと思ったけど、
外食ばかりだと聴いていたから、
簡単なお弁当、持って行こうと考えていた。
入浴して、髪を乾かしてから、
ベッドに横になる。
卵焼きは関東の甘いのと、
関西のだし巻き卵とどちらがお好みなのか、
訊いておけば良かったと思いながら、
いつのまにか眠ってしまっていた。
多分、お祖母様の処まで響いていて、
クスクス笑われてしまう。
「あ…れ…?
まだ客間なのかな?」
「はい」
「じゃあ、あんまり長電話しない方が良いかな。
明日もカールの散歩、行くよね?
ちょっとだけでも会いたいけど、
迷惑かな?」
「そんなこと、ありません」
「じゃあ、今朝と同じ辺りでね!
お祖母様に宜しくお伝えください。
それと、荒井さんにも!
多分、車内のマットとかも、掃除してくれてた。
砂とか、綺麗になってたから。
美由ちゃん、おやすみ」と言うので、
私も慌てて、
「今日はありがとうございました。
おやすみなさい」と言って、
そっと電話を切った。
「ハキハキしていて、
美由さんがおっとりしてるから、
丁度良いんじゃないかしら?」とお祖母様は笑うと、
「さ。
そろそろ寝るわね?
明日の朝もデートなんでしょう?
そのうち、朝食しに、
ここにいらっしゃると良いわね?
では、おやすみなさい」と言って、優雅に立ち上がって部屋を後にした。
私は、少し考えてキッチンに行くと、
ご飯の炊き上がり時間をいつもより1時間早くセットし直してから、
自室に戻った。
流石に朝食にお誘いするのもどうかと思ったけど、
外食ばかりだと聴いていたから、
簡単なお弁当、持って行こうと考えていた。
入浴して、髪を乾かしてから、
ベッドに横になる。
卵焼きは関東の甘いのと、
関西のだし巻き卵とどちらがお好みなのか、
訊いておけば良かったと思いながら、
いつのまにか眠ってしまっていた。