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言葉に出来ない
第5章 Yes-No〜亮平
「まあまあ。
ゆっくりお話ししましょうね?
どうぞ、お掛けくださいませ?」と、
美由ちゃんのお祖母様が言ってくれて、
ひとまず立派なソファに座ると、
荒井さんがワゴンに載せて、
ティーポットやお菓子を載せたお皿を運んで来た。
美由ちゃんが立ち上がって、
優雅に紅茶を淹れて、
じいちゃんとばあちゃん、そして俺に勧めてくれて、
その後、お祖母様と自分の分を置いた。
「どうぞ、召し上がってくださいな?」とお祖母様に言われて、
紅茶を一口飲んでから、
姿勢を正して宣言するように言ってみた。
「たまたま、病院で会って、
一目惚れしました。
まだ、会って僅かな時間しか経っていないので、
軽薄なヤツだと思われるかもしれませんが、
会う度に、ますます、好きになっています。
美由さんを幸せにして、
ずっと一緒に居たいと思いますので、
結婚させてください」
なんか、シーンとしてしまって、
あれ?
なんか、外したのか?
と思う。
美由さんのお祖母様が、明るい声で笑って、
「あら!
ごめんなさい。
あまりにもストレートで…」と言う。
「結婚は本人の気持ちが一番だし、
わたくしは許可を出す立場でもないですよ?
美由さんはどうなのかしら?」
と続けて、
美由ちゃんの方を観た。
「私も、お会いしたばかりですけど、
一緒に居るのがとても落ち着いて、寛げて、
とても幸せな気持ちになれますので、
亮平さんのお嫁さんになれたらとても嬉しく思います」と美由ちゃんが言ってくれた。
「あら。
お嫁様で良いのかしら?
真由子様のところ、一人娘様でしょう?
うちは、長男も居るから、
お婿さんで良いんじゃないの?
ねえ?あなた?」と、
ばあちゃんが言った。
みんながじいちゃんを観ると、
「うん。
そうだな。
別に婿に入っても良いんじゃないのかな?
まあ、京都の家の意向もあるだろうから、
それこそ、私達は決める立場でもないだろうがね」とじいちゃんが言った。
俺は京都の家のことを考えると、
胃の辺りがズンと重たくなる感覚がした。
「それより、美由さんのご両親に、
お許しいただかないとね?」と、
ばあちゃんが俺の気持ちを汲んでくれたのか、
違う話題を振ってくれた。
ゆっくりお話ししましょうね?
どうぞ、お掛けくださいませ?」と、
美由ちゃんのお祖母様が言ってくれて、
ひとまず立派なソファに座ると、
荒井さんがワゴンに載せて、
ティーポットやお菓子を載せたお皿を運んで来た。
美由ちゃんが立ち上がって、
優雅に紅茶を淹れて、
じいちゃんとばあちゃん、そして俺に勧めてくれて、
その後、お祖母様と自分の分を置いた。
「どうぞ、召し上がってくださいな?」とお祖母様に言われて、
紅茶を一口飲んでから、
姿勢を正して宣言するように言ってみた。
「たまたま、病院で会って、
一目惚れしました。
まだ、会って僅かな時間しか経っていないので、
軽薄なヤツだと思われるかもしれませんが、
会う度に、ますます、好きになっています。
美由さんを幸せにして、
ずっと一緒に居たいと思いますので、
結婚させてください」
なんか、シーンとしてしまって、
あれ?
なんか、外したのか?
と思う。
美由さんのお祖母様が、明るい声で笑って、
「あら!
ごめんなさい。
あまりにもストレートで…」と言う。
「結婚は本人の気持ちが一番だし、
わたくしは許可を出す立場でもないですよ?
美由さんはどうなのかしら?」
と続けて、
美由ちゃんの方を観た。
「私も、お会いしたばかりですけど、
一緒に居るのがとても落ち着いて、寛げて、
とても幸せな気持ちになれますので、
亮平さんのお嫁さんになれたらとても嬉しく思います」と美由ちゃんが言ってくれた。
「あら。
お嫁様で良いのかしら?
真由子様のところ、一人娘様でしょう?
うちは、長男も居るから、
お婿さんで良いんじゃないの?
ねえ?あなた?」と、
ばあちゃんが言った。
みんながじいちゃんを観ると、
「うん。
そうだな。
別に婿に入っても良いんじゃないのかな?
まあ、京都の家の意向もあるだろうから、
それこそ、私達は決める立場でもないだろうがね」とじいちゃんが言った。
俺は京都の家のことを考えると、
胃の辺りがズンと重たくなる感覚がした。
「それより、美由さんのご両親に、
お許しいただかないとね?」と、
ばあちゃんが俺の気持ちを汲んでくれたのか、
違う話題を振ってくれた。