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言葉に出来ない
第5章 Yes-No〜亮平
その日は美由ちゃんのお祖母様の手配で、
近くの豆腐懐石で有名なお店に移動しての会食になった。


「乾杯もしたいでしょう?」と言われて、
車を美由ちゃんの家に置いて、
荒井さんの運転で店に行った。


カメラマンさんまで用意していたみたいで、
食事の様子とか、
会食の後、美しく手入れされた日本庭園で家族写真やら、
美由ちゃんとのツーショットやらを撮って貰った。


「本当は二人だけでデートしたい日曜日に、
年寄りに付き合って貰って済まなかったね」とじいちゃんに言われて、
美由ちゃんは、
「いいえ。
とても楽しく過ごさせていただきました。
今度は遊びに行かせてくださいね?」と言われて、
じいちゃんも嬉しそうに、
「何もない、つまらない家だよ?」と笑っていた。


タクシーでじいちゃん達は帰り、
俺と美由ちゃん達は荒井さんの車で美由ちゃんの家に戻った。


「お酒、少し残っていたら心配ですから!」と言われて、
その日は美由ちゃんの家に泊まらせて貰うことになった。


軽い夕食の後、のんびりお茶を飲みながら話をしていると、

「あなた達はもう少し起きてるんでしょう?
わたくしはそろそろ失礼するわよ?
おやすみあそばせ」とお祖母様は部屋を後にした。


部屋着になっている美由ちゃんが、

「亮平さん、お風呂に入ります?
お着替え、父のもので、新品ですから、
こちら、使ってくださいね?」と、
トレイに載せた着替えを持って来てくれて、
浴室まで案内してくれる。


「脱いだものはこちらに一度、置いてくださいね?
あ、タオルはここで…」と説明してくれる美由ちゃんをフワリと抱き締めてしまう。


「えっ?」と小さい声を出す美由ちゃんの耳朶にキスをして、

「すごく前に、会ってたんだね?
気がつかなかったよ」と囁くと、

「私もすっかり忘れてました」と呟くように言った。


「一緒に入りたいくらいだけど、
そういうのは結婚してからだね?」と言うと、
耳まで紅くして、恥ずかしそうに下を向いてしまう。


「ごめん。
あまりにも可愛くて。
えっと、お風呂、いただくね?
美由ちゃんはその後、入るの?」と訊くと、

「自分の部屋のお風呂を使いますので。
あ、お風呂から上がったらさっきのリビングにどうぞ?」と言って、
そのまま、脱衣室から出て行ってしまった。
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