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言葉に出来ない
第6章 I LOVE YOU〜美由
夕方、仕事が終わった亮平さんは、
直行で家に来てくれて、
開口一番、

「お弁当、凄く美味しかったけど、
弁当箱の洗い方が判らなくて…」と言うので、
それを聴いて、お祖母様も荒井さんも声を上げて笑ってしまった。


「こちらに出してください。
洗っておきますから…」と荒井さんに言われて、
申し訳なさそうに亮平さんが頭を下げた。


リビングでカールが亮平さんに纏わりつくようにしてるので、

「すっかりカール、先生と仲良しなのね?」とお祖母様が笑う。


「同僚の先生や看護婦が弁当を観て、
『彼女ですか?』って言われたから、
そうだって答えたよ」と言われて、
紅くなってしまう。


「それとさ。
あのハンバーグの店に行った時、
事務の女の子に見られてたみたいでさ。
患者さんと付き合ってるんですかって言われたよ」


「えっ?
ご迷惑を掛けてしまったのでは?
大丈夫ですか?」と訊くと、

「別にお互い、独身同士だし、
患者さんの家族とたまたま、付き合ってるだけでしょうと言ったら、
黙ってたし。
これは、早く婚約して、
周りに言った方が良いかもって思ったよ」と笑った。


お祖母様は、

「あなた達、お誕生日、一緒なんでしょう?
絶対、忘れないから、
その日に結納したらどうかしら?
今年はね、大安だったわよ?」と言う。


「そしたら、その指輪、外して、
婚約指輪を代わりに身につけると良いわね?」とウィンクして笑う。


「婚約指輪か…。
どこで買おうか?
刻印とかするなら、早めに買いに行った方が良いよね?」


「わたくしは、ミキモトさんだったけど、
真珠は繊細だから特別な時しかつけられなかったから。
やっぱり、ダイヤモンドが丈夫で安心かしら?
誕生石なら、ルビーとかも良いけど…。
それなら、カルティエさんとかが良いかしらね?」と楽しそうに話をしているので、
私はポカンとした顔をしてしまう。



食事を終えて、
食後のコーヒーを飲もうかという時間に、

「あ…。
そろそろ父が帰宅していると思うので、
実家に電話してみます」と亮平さんが言った。


「あら。
でしたら、あちらの書斎にお連れしたら?」とお祖母様が言うので、
父が仕事部屋として使っていた書斎に案内した。
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