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言葉に出来ない
第6章 I LOVE YOU〜美由
亮平さんがご両親とお電話でどんな話をしていたかは判らなかったけど、
リビングに戻ると少しだけぶっきらぼうな感じで、
「会食は京都に詳しいから予約はしますって言ってたよ?」と言った。
そして、
「実家には泊まりたくないから、
自分の分も、ホテル、手配してくれるかな?」と続けた。
少し気まずい空気を和らげようと、
「あら。
だったら、お部屋は?
あなた達、同室にするの?」と明るい声で言うので、
二人、顔を見合わせてしまう。
「えっと、美由ちゃんの純潔は守りたいので、
同室だと…。
大丈夫かな?」と言うので、
私は紅くなってしまう。
「じゃあ、わたくしが美由さんと同室にして、
亮平さんはお一人で?
百合子様達とご一緒じゃあ、
なんか、変よね?」と、クスクス笑う。
「何を着て行こうかしら?
私はお着物にするけど、
美由さんは、会食の時だけ、お着物にして、
行き帰りはお洋服にする?」と言われて、
「お荷物、増えちゃうから、
お着物にしようかしら?」と言うと、
「大丈夫?
疲れたりしない?
荷物なら、待つよ?」
と、亮平さんが心配そうな顔をした。
「それにしても、髪、ちゃんと伸びるかしら?
7月に結納して、
9月には結婚式、したいわよね?
和装なら鬘を被るけど、
ドレスだと、もう少し、髪が長い方が良いのにね?」と、
お祖母様がまた違う話をしてくれる。
この日は、食事の後、
早めに亮平さんは帰ってしまって、
翌日から、また、朝のお散歩デートになった。
そして、水曜日の夜に、
アメリカの両親とzoomを使って話をすることが出来て、
亮平さんを紹介すると、
とても喜んでくれた。
どうやら、お祖母様がこっそり、話をしてくれていたようだった。
「7月の誕生日に結納を執り行えるように、
帰国するから、
週末に、亮平さんのご家族にお許しを貰っておいで」
と、パパが優しい声で言ってくれた。
そして、なんなら、
京都での会食の時、
こうやってオンラインで話をしても良いからとも言われた。
亮平さんが少し暗い顔をしているのが気になったけど、
何も言えないまま、
土曜日を迎えた。
リビングに戻ると少しだけぶっきらぼうな感じで、
「会食は京都に詳しいから予約はしますって言ってたよ?」と言った。
そして、
「実家には泊まりたくないから、
自分の分も、ホテル、手配してくれるかな?」と続けた。
少し気まずい空気を和らげようと、
「あら。
だったら、お部屋は?
あなた達、同室にするの?」と明るい声で言うので、
二人、顔を見合わせてしまう。
「えっと、美由ちゃんの純潔は守りたいので、
同室だと…。
大丈夫かな?」と言うので、
私は紅くなってしまう。
「じゃあ、わたくしが美由さんと同室にして、
亮平さんはお一人で?
百合子様達とご一緒じゃあ、
なんか、変よね?」と、クスクス笑う。
「何を着て行こうかしら?
私はお着物にするけど、
美由さんは、会食の時だけ、お着物にして、
行き帰りはお洋服にする?」と言われて、
「お荷物、増えちゃうから、
お着物にしようかしら?」と言うと、
「大丈夫?
疲れたりしない?
荷物なら、待つよ?」
と、亮平さんが心配そうな顔をした。
「それにしても、髪、ちゃんと伸びるかしら?
7月に結納して、
9月には結婚式、したいわよね?
和装なら鬘を被るけど、
ドレスだと、もう少し、髪が長い方が良いのにね?」と、
お祖母様がまた違う話をしてくれる。
この日は、食事の後、
早めに亮平さんは帰ってしまって、
翌日から、また、朝のお散歩デートになった。
そして、水曜日の夜に、
アメリカの両親とzoomを使って話をすることが出来て、
亮平さんを紹介すると、
とても喜んでくれた。
どうやら、お祖母様がこっそり、話をしてくれていたようだった。
「7月の誕生日に結納を執り行えるように、
帰国するから、
週末に、亮平さんのご家族にお許しを貰っておいで」
と、パパが優しい声で言ってくれた。
そして、なんなら、
京都での会食の時、
こうやってオンラインで話をしても良いからとも言われた。
亮平さんが少し暗い顔をしているのが気になったけど、
何も言えないまま、
土曜日を迎えた。