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唐草の微睡み
第4章 甘い沐浴
花凛の身体がビクッと震える。
僅かに水面が乱れ、パシャンと小さな水音が響く。

「怖かっただろ…。ここで全部洗い流してやるから。」

ヒダの奥に指を挿入して、中に溢れかえっている蜜を掻き出すように動かす。

「ぁ。だめっ…。」

「何がだめなんだ。黙って我慢しろ。」

龍星は、花凛の身体をくるっと反転させる。
水の中で片膝を上げて、花凛をその上に乗せた。



「足…。開けよ。」

後ろから抱き締めて、耳元で囁く。

「んっ…。」

半ば強引に花凛の膝を割って、龍星は自分の膝の上に花凛を跨ぐように座らせた。
後ろから伸びてきた手が花凛の下腹部を伝い、指がその部分に侵入してくる。

「やめてっ!!恥ずかしい…。」

花凛が下を向くと、自分の秘部に龍星の長い指が挿入されているのが見える。
この姿勢では下を向けば、嫌でもモロに見えてしまうが、そこを一度見てしまった花凛は目が離せなくなってしまった。

(…ど…どうしよう…龍星の指が入っちゃってる…)

「どうした?何見てるんだ?」
龍星が耳元で囁く。

花凛はハッとして、下に伸びる龍星の腕を押さえて、これ以上の侵入を拒もうとする。

それ以上指は奥には入ってこなかったが、龍星は指先を入口辺りで器用にうごめかせる。

「…ぁんっ!…っあ!」

「濡れているな。くっ!…こんなに濡らされて…。お前は…お前はあいつらにやられて気持ち良かったのか?」

「えっ?」
花凛が驚いて振り向くと、怒りに震える龍星の顔があった。

「お前は、あの男たちに…こんなに濡らされて…。」

龍星の指が2本に増え力が入る。

「ぅっ!ぁあ…。やめ…て…。」

「痛いか?」

「い…痛い…」

花凛の未熟な身体の奥に龍星の指が押し込まれる。

「すまなかった。でも、俺の心はもっと痛い…。昨日の夜、花凛が拐われたと香明から聞いた時…俺は自分の身体を剣でえぐられるより痛かった。お前が無事と分かった今でも、この痛みは消えない。」

(…龍星は…こんなに私のことを…)

「聞いてくれるか?」
コクリと花凛が頷く。


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